調査二日目

朝四時過ぎに起きてカップラーメンを食べる。濡れたテントをたたみ、五時半前に調査開始。月夜見沢の調査。今日は時間との戦いだ。昨日は6地点で終わったが、今日はなんとしても12地点を押えたい。そうすれば明日は奥多摩方面の調査だけで済む。気合十分。六時半前に終え、次のヒャマゴ沢に向かう。少しだけ沢登り。そして調査。前いた可愛い犬はいなかった。3地点目は千足の上流部。滝から下の急傾斜の部分まで40mしかなく、50m取ることを諦めた。ここは好きだな。下もスギ林だけど割と手入れが入った林だ。千足下流部はスギの倒木帯があって大変だった。そしてすごい量の杉の葉。杉の葉はものを滞留させるという点では評価できるかもしれない。バイクに戻って次の小坂志川の支流に向かう。調査中、すぐ上をヘリコプターが旋回していた。戻って矢沢の軍刀利沢へ。ヤマメがライズ、水面を割って飛び跳ね、虫をキャッチしていた。戻って、矢沢枝流の熊倉沢へ。奥の水溜りには大量のヒキガエルの卵があった。大きいヒキガエルが2匹、あたふたと水中に隠れる。いい天気だ。しかし気持ちに余裕はまったくなかった。バイクに戻ってパンを食べ、次の場所へ。笛吹沢の上流へ。砂防堰堤の上なのだけど、ここには山葵が生えている。眠くなった頭を冴えさせるために根を齧る。ぴりりとした辛さで目が覚める。次は大ナラ沢へ。砂防堰堤をまたいでラインを張る。ヒキガエルたくさん。もどってハチザス沢へ。岩の上で滑って結構濡れてしまった。あ〜あ。
天気がよく、バイクが多い。いい天気だ今日は。結構戻って武蔵五日市近くの刈寄川、採石場の下へ。ダンプの運転手の目線が痛い。ここは伝導度が非常に高かった。リターにはシルトが積もり、惨めな場所。採石場の横を通って、採石場の上流部へ。小さな淵に驚くほどヤマメがいる。放流ですか。餌あるのかなぁ?
終わって18時20分。何とか12地点終わらせた。う〜ん、疲れた。着替えて、バイクを駆って奥多摩方面に向かう。途中ガソリンスタンドに寄る。寝る場所は迷ったが、大丹波川上流に行くことにした。外は真っ暗。夜空がきれいだ。コンビニで買ってきた弁当を食べ、九時過ぎに床に付く。