水生昆虫談話会

近くの野良猫(日曜の日記)

今回は、カゲロウの卵の形態と沈降速度の関係、というようなタイトルで、宇都宮工業高校の生徒さんが発表した。カゲロウの卵にはキャップという突起物が付いているものがあるが、それにより卵の沈降速度が速まり、適応度を上げているのでは?という話。5㎝ほどの卵モデルを沈める実験をして、沈降速度を速まったという結果。その後、沈降させる工業物との関連で、対潜水艦用爆雷に模したモデルの沈降速度を量っている。カゲロウ卵は0.1㎜で、そもそも付近の水との粘性が異なってくるし、0.1㎜で魚に卵が食べられるということがあるのか?、胃内容には卵があったというが、それは産卵時の成虫の捕食によるものではないか?などなど、疑問はたくさん。でも現実味はともあれ、発想が面白く、聞いていて楽しかった。高校生、何だか生き生きとしていたな。
終わって、研究室で本を読んでいたら、伊藤がやってきて、土産と言って、蒸パンをくれた。なにやらの用事で沼津に行っていたらしい。