台風一過

seishu2004-05-21

朝三時過ぎに起きて、いろいろ。外は雨が降り続く。夜が白んできて、増水した川を見下ろす。五時半頃眠くなり、再び睡眠。七時半まで寝ていたが、起きると青空が広がっていた。

増水した川を見て不安に駈られる。一つは川に沈めてあるリターが流されていないかどうか。もう一つは、しばらくサボっていた多地点調査ができるかどうか。この時期のこれだけの増水。これはやばいかもしれない・・・
バイクを駆って矢竹沢に向かう。林道は今日も数箇所崩壊。矢竹沢は水量激増。でも、沈めておいた落ち葉は無事だった。

昨日、簡単な土木工事をして水流の強さと方向を変えた甲斐があった。
飼育流路は目詰まりしていたので、メンテナンス。
沢一面白く泡立ち美しい。強い陽射しと、木々の合間から見える青空に、なんでもないことなのに感動している。
この一週間、曇天の下での作業で心が沈み、疲れ切っていたから、今日のこの晴天は、ただただ、嬉しい。
夏の匂いが辺りを包む。調査への焦り半分、でも残り半分は希望の香りがした。
そんな感じ。

宿舎では賄いのおばさんに煮物とおにぎりをいただく。

秩父から夜帰京。

帰りのバイクの運転は何故か感傷的な気持ちになる。多分夏の匂いのせいなのだけど。通り過ぎる街に今の自分と昔の自分の面影を重ねていた。