スタック

泉水谷林道は少し荒れ気味。林道工事をやっているところにやってきた。赤土でぬかるんでいる。昨日も少しタイヤを取られた場所だ。慎重にバイクを進める。が、昨日よりもぬかるんでいるためか、バイクのタイヤが空回りした。バランスを取って半クラをうまく使いながら何とか進む。しかしその先のより傾斜が急になるところで完全にスタック。タイヤが空回りして前に進まない。こけそうになるが何とか耐える。前ブレーキを握り締めながら、慎重にバイクを降りる。タイヤの溝に粘土状の赤土が詰まり、タイヤは完全にフラットになっている。これじゃあ、20馬力のエンジンがいくら頑張っても前には進めない。荷物を満載して重いバイクを、両足を踏ん張り前に押し進める。両足が泥にねじ込まれる。10㎝進んでは、ブレーキをしっかり握り、後に戻らないように踏ん張る。2m程の距離を五分ぐらい格闘して、何とかぬかるんだ傾斜を脱した。1人力も捨てたものではない。気を取り直して、昨日設置した温度計を回収する。その工事現場の横と、その奥の牛首谷と、戻って、下の部分で無事回収。