大晦日 帰省の途

雪降り積もる栃原駅in三重

朝五時前に起き上がって、荷物をささささっとまとめる。いつになく軽いザックを背負って駅へ。山手線を乗り継ぎ、東京6:20分発ののぞみに乗る。外は寒い。電車に乗るまでに結構体が冷えた。
あっという間に名古屋に到着。名古屋では雪が降り続く。ワイドビュー南紀1号に乗り換え、地元を目指す。疲れていたので列車の中では熟睡。はっと目が覚めると、そこは雪国だった。寝ぼけているのかと思った。が、そんなわけもなく、目が覚めてほんの少しすると列車が停車。間もなく、「雪のためポイントが動かず、停車します」というアナウンス。普段雪がそんなに降らない場所だから、雪が少し降っただけでJRはすぐに止まる。凍りついたポイントを動かすために、ポイントのある線路の上で練炭を燃やしていた。昨今自殺に使われることの多い練炭だが、これはまともな使い方の一つだろう。やがて列車は動き始めたが、次の駅手前でまたストップ。駅を越した先も凍り付いているらしい。結局一時間半ほど遅れることになる。駅員さんはお疲れ様でした。昼前に、ようやく地元に到着。懐かしい空気。
家では、久々一家五人が揃う。帳簿の簡単な線引きなどを手伝う。昼の三時半を過ぎて、明日仕事があるという姉を近鉄のある松阪まで車で送っていく。ついでに親戚の家を4軒ほど訪ねる。最後のお年玉。まだこの歳でお年玉を貰えたりするところが甘過ぎたりするのだけど。ありがとうです。姉は来年から負担が半分になると喜び、弟は来年からお年玉が増えると喜んでいた。親戚の家の一つで、台風22号の時の川の増水の写真があったので、借りてくる。普段橋のはるか下を流れる川が、ここまで水位を上げたのかと、驚いた。
雪も積もっているので、慎重に運転して、松阪駅へ。姉を下ろすとすぐに帰ってきた。
今年も残すところあと僅か。実家ではおせち料理を大晦日に食べている。刺身、数の子、美味しかったなぁ。
2004年の年の暮れ。
平和なひととき。
地元の友達から初詣の誘いがあったので、喜んでいく。懐かしい面々。成人式以来の面子がほとんどだった。夜は月がきれいだった。2004年最後の瞬間は、友達の車の中にいた。

2004年。いろいろあったような、なかったような。静かに時は流れていく。