爪を剥いだ

剥がした左足小指の爪

朝は六時ごろ起きた。山では連日3:30〜4:30ぐらいに起きていたから目が覚めてしまった。父方、母方双方の墓参りに行き、頭之宮神社にも行った。昼から祖母の先祖の墓参りと、痛めてしまった左足小指を見てもらうために、尾鷲に行った。
病院に行き、しばらく待って、見てもらう。看護婦さんは山は全然わからないみたい。なんで山なんか登るの?登って楽しいの?とか訊いてくる。大峰山に行ったんだと言っても、どこそこ?と聞き返してきた。まあ、そんなもんなんだろう。
さて、西井先生がやってきて、ふむふむ、これはもう取らなきゃ駄目だねぇといいながら、左足小指の爪の周りの組織をハサミで切り始める。そんなに痛くなかった。そして、看護婦さんに足を押さえられたと思ったら、「ちょっと痛いかもしれませんが我慢してくださいね」と言われ、ふんっ、と引っ張って、爪を剥がされてしまった。思ったよりも痛くなかった。でも、無くなった痕を突っつくと流石に痛い。剥がされた爪は記念に貰ってきた。
尾鷲に来たついでに、竹株さんの所に寄っていく。テンカラ釣りで有名なおじさんだ。釣りをやる父は尾鷲にそういう人がいることは知っていたらしいが、付き合いが始まったのは偶然だ。たまたま母が山に絵を描きにか、眺めにか行っていたら、ばったり出会って話をし、名前を知っていた父が驚き、その後、たまに訪ねてきてくれるようになった。父は一緒に釣りにも行っている。人懐っこいおじさんだ。就職先を伝えたら喜んでくれた。私の撮った写真を載せてもらっているWebsiteがある、と話をしていた。調べてみると、このページのようだ。今度じっくり見てみよう。
その後、墓参りをして、帰ってきた。尾鷲はしっとりとした雨が降っていて、どこか切なさを感じた。
家では、のんびり過ごす。というか、両足肉刺だらけ+爪を剥いだ、ので痛くて歩けないのだ。これで昨日までは歩いていたのだから本当に精神力ってあるのだなと思う。荷物の片づけを少しずつ進めた。