休日

もらったマグカップ

昼ぐらいまで寝てから、起きて洗濯、その他。バイクに乗って都心に向かう。まず池袋のビックカメラに行き、イヤーフォンを買う。その後、好日山荘に行く。悩みに悩んだが、チタン製のスキットルを買った。チタン製のスキットルに興味を持ったのは確か中学二年生ほどのとき。酒なんてまったく飲めなく、最初はカタログでスキットルを見ていても興味なんてなかったのだけど、ただある日、ふとひっそりとした夜に揺らぐたき火の炎と薪の燃える音、虫の音、沢のせせらぎ、その中でスキットルからシェラカップに注ぎ、飲む一杯のお酒、というものを想像してしまって、あぁ、なんて渋いのだろう、なんて考えてしまってから、いつか買おうと思っていた。十年以上の想いがやっとかなった感。ちょっぴり感慨深い。旅の友にしよう。
大学に行き、イトーに会う。遅くなったけど就職祝い、と言って、マグカップを一つくれた。小、中、高と一緒だった、一流の陶芸家を目指して日々修行している友人の作品らしい。まだまだの作品らしいのだけど、僕の手の大きさにはマッチして、その素朴さと相まって、しっくりと来た。いろいろなことを暗示したマグカップらしいのだけど、とにかくThanks!あと手紙を頂く。
『君には良きにつけ悪きにつけ、物事に「入れ込み」すぎるきらいがあるなぁと俺はいつも思っています』
とのこと。そして、独善に陥る危険性に注意しろと。なるほど。信念と独善は紙一重かもしれない。
夕食はお好み焼きを作った。ボリュームたっぷりで美味しかった。平和な一日が終わった。