柿田川湧水

NHKの番組で小学校の時か見て以来、憧れのあった柿田川湧水群に行った。どんな山の中にあるのかと思いきや、そこが街中であることがわかりびっくりした。
車を停め、柿田川湧水公園に行く。そこに広がる景色はなかなか。砂を巻き上げて沸き出でる水と、その周りの木々。せせらぎの音。国道1号線のすぐ横で、街中なのだけど、そこに広がる自然に心打たれる。そして、小学校以来思い描いてきた柿田川のイメージと、目の前のイメージをゆっくりと重ねて行った。
展望台は二箇所あって、第二展望台のほうが、湧水の湧き上がる様子はよく見えた。水の底にはマスの仲間がいた。それがアマゴだったのかなんだったのかはよくわからなかった。沸き出でる水。富士の頂に降った雨が、400〜500年かけて湧き出てくるとか。西暦2400年の人々は、この水を飲むことができるだろうか?
公園を歩き、木道のある湿地帯を通った。今回手には自慢の防水のデジタルカメラ。湧水の流れを水中で取りたいと思った。が、残念、先ほどの展望台は割と高いところにあって、手の届く所にはなく、他の場所もそういったところはなく水中撮影は出来なかった。それだけが心残りかな。
御土産物屋に行く。湧水が沸いているということでこれだけの観光産業が成り立つことには感心する。が、ここの御土産物屋さんはあまり特色を活かし切れてない感があった。うまく表現できないのだけど、湧水地を見に来た観光客が買いたいと思うようなものが置いてなかった。その点、昨年10月に行った信州安曇野の大王わさび園はうまくやっていたな。
何はともあれ、憧れの柿田川湧水を訪れることが出来、現実を感じつつも、大満足だった。