休日

夜半、ひどく激しい雨が降り目が覚めた。雷鳴も轟く。台風のせいかな、と眠い頭の中でぼんやりと考える。叩きつけるような雨。故郷でもこんな雨がよく降っていたっけ。雨の多さ・激しさ、山が迫り海が目の前にある=平野のなさ、温暖な気候、照葉樹の森と植林の森、しっとりとした空気、そうしたものがどこか三重県南部の故郷を髣髴させる屋久島。夢現を彷徨ったあと再び眠りについた。