寝坊

誰にでもあることだ。善くはないことだが仕方がない一面もある。それは気の緩みかもしれない。もしくは、気の知れた仲間への安心感かもしれない。しかし、今となっては理由はどうでもいいことだった。ただそこには事実があるだけ。プルルルルッ、プルルルルッ、集合場所の高尾駅まであと少しの車の中で、僕の携帯が鳴った。時刻は7:39。待ち合わせのじかんまであと21分。「申し訳ない」
物事にはCause & Effectがある。原因と結果。おかげさまで平日の午前八時から朝マックで一時間少々を潰すという贅沢を味わう。まったくもって、先生のおかげである。マックでたらたらと時間を過ごしていると、9:09に再び電話があった。到着したらしい。駅へと向かう。大体5分ほどで駅に着く。「遅れました。先生を駅で待たせてしまって申し訳ない」イトーと二人でニヤニヤしながら先生を迎えると、「チキショー、でも何も言えない、チキショー」と彼は言った。

記憶とは恐ろしい。西暦2004年2月26日午前7時39分、太陽系第三惑星地球、極東アジア、日本の東京都の高尾駅東2kmのところに位置していた僕の携帯電話はマナーモードになっていたはずだ。何故ゆえ、プルルルルッという音が鳴ることがあろうか?そこには既に書き換えられた記憶が存在し、虚偽の報告がなされ、それがあたかも真実として振舞う。そしてそれが事実無根のことであるとわかったとき、その背景にある物語全てが、信用を失う危険性を秘めている。

昨夜は二時に寝て今日は四時半に起きた。疲れていて頭が変だ。日記も変だ。続きはまた今度。おやすみ〜☆