帰省

八月に実家に帰ったばかりなのだけど、所用あって実家に帰ることにする。何のことはない。来年からそんなに時間もないだろうから、父親孝行しておこうと思って帰ることにしたのだ。
紀州の山の奥深くに、アマゴ(渓流魚)が、尺物のアマゴが何百匹も渦巻いている淵があるという。何百匹もいるのかどうかはわからない。でも巨大なアマゴがたくさんいるらしい。そこは、美しいブナの森の広がる所でもある。でも山奥だから、行くのは大変。でも、いつかそこ行ってみようと話をしていた。
が、父親は仕事があるから、一日しか休めず、結局今回もとてもそこに行っている余裕はない。でも、前から行こうと思いつつ、行ったことがなく、一人だとなかなか不安で行けない谷があるというので、そこに行こうという話になった。
お金が今月は全然ないのでバイクで帰ることにする。夜八時過ぎに家に帰ってきて、八時半から十時まで一時間半ほど寝た。起きて、準備を整え、夜11時を過ぎて家を出発。一途三重県を目指してバイクを駆る。出発して少しして、渋谷を通り過ぎるあたりで、シリンダーヘッドのところからエンジンオイルが漏れていることに気がついた。以前10,000㎞ほど走行した後、漏れてきて、パッキンを変えた。今総走行距離が約20,600㎞だから、大体同じぐらいして再び漏れてきたらしい。少しの不安が横切ったが、エンジンオイルの量は問題なかったのでそのまま行く。少しの睡魔と闘いながら、国道246号線を走っていった。