秩父二日目

秩父のサル

毎木調査のバイトの前に、自分の作業を済ませる。朝五時に起きて、六時を過ぎて山に行き、葉っぱが詰まって水が出なくなっている水道のメンテナンスをして、各飼育層の電気伝導度を測ったりする。秩父はすっかり秋色。いや、もう散り始めて、冬の気配もひしひしと感じる。
作業が一通り終わって、川縁に立っていると、視界に何か黒っぽい動くものが目に入る。ビクッとしたが、見ると、25mほど先に川を渡るサルの群れ。熊じゃなかったと安心。写真に収める。
宿舎に戻ってきて、それから昨日の調査地に向かう。今日は風が強い。峠道は落ち葉が積もり、速いスピードでカーヴに入ると少々怖かった。今日の面子は昨日の面子+もう一人のサポーターのおばさん。僕は今日はペンキ塗りをやった。一本一本の木に印をつけていくのだけど、風が強く、下草植生のスズタケが、揺らめいて筆に直撃し、そのまま雨具へ・・・・・結構苦労した。みんな黙々と頑張ったおかげで、予定より早く昼過ぎに終わった。折角なのでと、久々モノレールに乗る。近くにはサルの群れ。そして、解散。宿舎に戻って来る。荷物をまとめて、東京へ。帰ってくると疲れ切っていて、研究室に荷物を置くと、MOSバーガーが食べたくなり、一人で店に行き、持ち帰り、食べ、それから家に帰り、寝た。