冷たい雨

朝起きると雨が降っている。今日はセンター試験の日。6年ほど昔が懐かしい。緊張したもんなぁ。雨のせいで家を出る気が起きず、昼前にようやく学校に行く。
昼ごはんにモスのハンバーガーを食べることにした。前から食べてみたかったモスのハバネロフォカッチャに池田さんと二人で挑戦!電話してから取りに行くと、電話代、と10円渡された。研究室に戻ってきて、食べる。ハバネロフォカッチャは辛かった!一口目は辛くなかったのだけど、後からじわじわやってくる辛味。唇も少しひりひりする。セットドリンクなんてすぐに飲み干して、冷蔵庫に冷やしてあった牛乳をガブガブ飲みながら、汗をかきながら食べる。これは女の子と二人で行ったときに食べるもんじゃあない。でも、辛さという美味しさがあった。美味しかったのは確か。
ハバネロは世界一辛いと言われる唐辛子。辛さには「スコヴィル」という単位があって、これがなかなかユニークなはかり方。唐辛子の辛味の成分であるカプサイシンエタノールで抽出して、それに対して、ある一定の濃度の砂糖水を混ぜていき、辛味を感じなくなったときに何倍の砂糖水を加えていたかで決めるらしい。1:10だったら、10スコヴィル。辛味を感じるかどうかは、5人の被験者のうちの3人が辛くなくなったと言えば、その値にする。もっとも今は、液体クロマトグラフィーで量るらしいのだけど。こんな量り方考えたスコヴィルさんは面白い人だったに違いない。
今回食べたハバネロは30万スコヴィルほど。タバスコの10倍の辛さらしい。
唐辛子は、新大陸(ヨーロッパ人にとって)起源のものだけど、今や韓国の食文化を考える上で切り離せない存在だし、日本にも16〜17世紀には入ってきている(と言われている)。食文化なんて案外すぐに変わるもんなんだなと思った。新大陸起源と言えば、他にはジャガイモ、トマト。タバコもそうだっけ。タバコの他にもちょっと困りモノがいて、梅○なんかは、コロンブス一行が1492年に持ち帰ったらしいのだけど、すぐにヨーロッパ中で大流行し、日本でも20年後の1512年には見つかっている。○毒恐るべし。人の営みもおそろしや。
話が逸れた。
一日中、研究室にいた。夕方、消してしまったデータに嘆く。修論の要旨はとりあえずほっておいて、研究助成金の中間報告用にデータを打ち込み続ける。頭は使わないけど、単純で、計算みたいな神経は使うから、へとへとになる。
夜、大学のすぐ近くのラーメン屋に同期三人で言った。あまりにもフツウなラーメンだった。
眠くて頭が働かないけど、ずっとデータ取り付く。気がつくと夜も更け、いつの間にか寝た。