研究室にて

真っ赤に直された要旨

朝起きて、時々ぼんやりしながらずっとパソコンの前にいた。加賀谷先生がやってきて、僕の要旨を直し始める。いろいろ話もしつつ、そう言えばこういう条件なら、食物ニッチに違いがなくても、分解が促進される可能性があるんですよね、と話をすると、なるほど、そうか、確かにそうだな、とおっしゃる。それは僕が三日前に現実逃避でMathematicaで計算していた結果から言えることだった。やっとその重要性に気付いてくれた。ふふふふふ。
夕方、見事に真っ赤にされた要旨の原稿が戻ってきた。今回はもう少し残っていると思ったのにな。それを参考に、もう一度書き直していく。深夜二時を過ぎて、一通り書き上げ、グラフも貼り付け、体裁を整えた。眠くて頭が働かないので、ひとまずそこで要旨は終了。おもむろに研究助成金の中間報告書きに移る。眠くて、三時から四時過ぎまで寝た。起きた。働かない頭で、ずっと書類を書き続けていた。