山へ

途中、大学に寄り、置いてあったシュラフを回収。ついでに登山計画書をコピーする。研究室ではいわのりがパソコンに向かい、アリマがソファーで寝ていた。
バイクを駆って、丹沢に向かう。大学〜家以外の長距離(中距離だけど)を走るのは久しぶり。渋沢駅のポストに登山計画書を入れ、大倉に向かう。今回の山は、沢登りをやってみたい、クワガタムシ獲りは大好きで何回でもしているけど、所謂登山はほとんどしていない、というちょろさんの沢登り体験会という位置付け。場所はいろいろ悩んだが、まあよく知っている勘七ノ沢に行くことにした。何故ちょろさんというニックネームかというと、乗っている車がホンダのCR-Xなのだけど、それがチョロQみたいだから。確かにチョロQみたいな車だった。合流して、その後林道を走り、入渓点の付近で、バイク・車を停め、就寝。僕はいつものようにシュラフに包まって寝たのだけど、雨の後で地面が湿っていた。木陰の下に寝る。ポトッという音がした気がして、でも気にせずに眠りにつこうとしていたら、ふと左の目蓋に手をやったときに、ムニュっとした感覚。1秒は理解できなかったが、2秒目には何か理解して、爪を立てて掴み、引き剥がす。ヒルだ。幸い、噛み付かれた直後だったらしく、目蓋に赤い点は残ったけど、血は吸われていない。ただでさえ少ない睡眠時間が、これでさらに短くなってしまった。探すともう一匹いた。表丹沢でヒルに吸われたことはなかったのだけど、雨の後+木の下、で出てきたらしい。ちょろさんが起きてきて、車に寝ればいいよ、と何度も言ってくれたのだけど、外に寝るのが好きなので断る。ちょっと移動して、開けたところで再び寝る。もう夜の三時過ぎ。明日、朝五時に起きられるのか、ちょっと心配。しっとりとした空気が、辺りを支配していた。