買い物、映画

銀座の文房具店、伊東屋に行った。ノートが無性に欲しかった。無地のスケッチブックを買った。5㎜の方眼のノートも買った。方眼の入ったノートは好きだ。文章を書き込んでもいいし、絵を描いてもいい。無地のスケッチブックは、使い方が難しい。でも、可能性は無限大。どちらもA5、B5ほどのサイズの割と小さなサイズのものを買った。これならどこにでも持っていけそうだ。どこでもいい。のんびりとしていてもいい。息をするのが苦しいぐらいのスリリングな場所でもいい。そこで、絵を描いてみたい気分。GW後半は天気がいまいちだ。一人カヌーでどこか旅に出ようと考えていたのだけど、できるかどうか怪しい。代わりに、バイクで多摩川上流の奥の奥に行き、花崗岩地帯の沢の中で透明な水と、白い砂と戯れて、冷やしたトマトを齧るというのはどうだろう?そこでぼんやり過ごす。水彩色鉛筆で何かを描いて、自己満足に浸ってみる。ついでだからオカリナも持っていこう。
久しぶりに映画を観た。「コーラス」という映画。親がいない、親が貧しく面倒をみることが出来ない、といった子達が入れられている寄宿舎、収監。そこに赴任してきた教師が、合唱を通して子供たちの心を掴み、その中で類稀な才能を持った少年を見つける、その少年は50年後、世界的な指揮者として活躍しているのだけど、母親の葬儀の晩、訪ねてきたかつての仲間から、その恩師の日記を受け取り、かつてを回顧する。そんな映画。ほのぼのとしていて、音楽教師のクレマン・マチューを演じるジェラール・ジュニョも味があって、コーラスも美しかった。ストーリーとしては単純で、最後は少しだけあっけないのだけど、心温まる映画だった。
映画が始まる前のCMで、「ごはんですよ」をソースに使ったスパゲティーのレシピが紹介されていたのだけど、作ってみた。悪くはないかもしれない。具材としては、アスパラや海鮮類。「ごはんですよ」とオリーブオイルを5:6で混ぜ合わせて、それを茹であがったスパゲティーに和える。
平和な一日。本当だろうか?

夜は、一人、ウィスキーを飲みながら、いろいろ考え事をしていた。