山菜山行

seishu2005-05-14

友人のいる山岳会の山菜採りに参加。二年前にも参加したっけ。東久留米から大泉学園の駅に行き、そこで合流。今回も友人+その彼女+僕の三人で車で新潟県を目指す。会うのは本当に久しぶり。車の中では話し続ける。こいつがいた大学二年の夏合宿が懐かしい。もうすぐ5年も経つのかと思うと、時の流れって速いな、って思う。
今年は雪が多く、いつもの場所には車で入れず。歩いていく。久々にあう、山岳会の人々。みんな割と覚えていてくれていて嬉しかった。が、いつもより季節の歩みが遅く、ウドなんかはあまり採れず。タラノメもほとんど採れず。採れたのはコゴミ、ウルイ、ショウマ、コシアブラフキノトウ、他。でもまあまあ量は集まっていた。
渓の水は冷たかった。にごりはない。新緑がまぶしくて、いるだけで心が和む。
夕方、移動して、川原にテントを張る。大量の薪を集めてきて、盛大な焚き火。次々と出てくる美味しい料理。ソーセージを焚き火で炙っただけのもの、そんなシンプルなものも美味しい。山菜のおひたし、炒め物、てんぷら、他、いろいろなものを堪能する。ビールを飲んで、沢の水でウィスキーを割って飲む。美味しいな。
いろいろ話をした。そこにある自然を護るには、そこで遊ぶ人間が必要だという認識。
見上げると、星空。やがてさそり座が谷間に姿を現す。そして空に還っていく火の妖精…火の粉。ゆったりとした時間。みんなテントでなる中、焚き火のそばでシュラフに包まって寝る。夜半、雨が降った。次第に強くなる。シュラフカバーの口を絞って、雨が入らないようにする。何度こうやって雨の中シュラフに包まって寝たっけ。ふとずっと昔の山の中を思い出す。シュラフカバーも使い始めてかれこれ10年。さすがに足元は水が少し染み込むようになってきた。
濡れてはいけないものにカバーを掛けに、何人か起きてきた。大雨の中、外で寝ているのにびっくりして、テントに入ればいいですよ、と言われたのだけど、外は快適なのでこのままでいいです、とこたえて寝続ける。心配したのか、気がつけば上から銀マットがかぶされていた。雨は降り続く。