木曜日

研究室からの出勤だったので近くて楽だった。遅く出て平気な出勤を経験すると、毎朝よく起きて、出勤しているなと感じる。今日はナニーも早かった。僕が朝早いのは新聞をゆっくり読みたいから。新聞は好きで、昔からよく読んでいたけど、今は毎朝6紙を読むことができる。これは大変だけどハッピーだ。
昼間は法律をひたすら読んでいた。今日は七夕。でも残念、空は曇っている。
夕方、同郷の友人が来ていたので、一緒に食事を取る。彼に会うのは昨年の十月以来。結果を見て、少し落ち込んでいた。一時間半ほどいろいろ話をしていた。思うことはいろいろ。久々会えたのは嬉しかった。
夜、ウェブでニュースサイトを見て、ロンドンでテロ事件が起きた事を知る。暴力の連鎖。卑劣な行為と批難しているけど、その裏にあるもの。人権と自由と平等を声高に主張しながら、一方で力の論理でごり通そうとしていること。考えれば考えるほど矛盾していて、声無き者、というか、力なき者の悲痛な叫びに頭が痛くなる。その結晶。歪んだ結晶かもしれない。それが全てとも思わない。でも、その存在という事実、現実。被害に遭われた方々その家族、本当に可哀想です。悲しい。だからこそ、それが復讐ではなくて、別の方向に進めることを祈るだけ。祈るだけじゃ足りないから、その先をしたいのだけど、今は方法がわからないや。そんなこと言っている時点で理想主義者なのかな。理想を掲げながら、現実を眺めるのは辛い。でもその悲惨な現実があるから、理想も生まれる気もする。現実は今ある一つで、でも現実の認識は千差万別で、その対処は難しい。その時にこの先どうしていくべきなのか、指し示す人、またこの先どうしていくのかを決めるために、何が理想かを示すこと、これはかなり難しい。程度に差はあれど、理想を示せない人は政治家になるもんじゃないと考えている。
いろいろあって、深夜友人に電話する。考えることいろいろ。こういう結果もあるのだと思った。結構遅くに寝た。