休日

翌日:出発地点。左が僕のカヌー

朝、六時に起きて天気を見る。水上は雨が降りそう。大学元同期のイトーに電話して、今日のカヌーは明日に延期ということにする。また寝た。疲れが溜まっていたのか、昼過ぎまで寝ていた。よろよろと起きて、洗濯、入浴。三時を過ぎて、バイクに乗って買い物に行く。明日、カヌーで利根川の本流に行くということで、カヌーの店に行き、ヘルメットを買ってきた。三省堂書店で地形図を買う。戻ってきてから準備の続き。
夜10時を過ぎて、イトーが車でやってきて、食料の買い物に行き、荷物を積み、出発。関越に乗って、群馬県北部を目指す。
利根川は、日本でも指折りの激流ゲレンデとして知られている。怖いもの知らずというか、無鉄砲というか、そんな性格も持ち合わせている僕は、昨年新しいカヌーを買ったときからこの利根川に行きたいと考えていたのだけど、先月魚野川に行く途中に利根川の激流を見て身震い半分、ときめき半分で、来月行ってみようと考えていたのだった。イトーが知り合いからリジットタイプのホワイトウォーター用のリバーカヤックを譲り受けたということで、じゃあ一緒に行きますか、という話になり、今回の企画となった。
が、初めて使う新しいカヌーでいきなり激流に突っ込むことを恐れたイトーは、少し下流からスタートしようという。確かに冷静になって考えると、難所だらけの湯檜曽〜上牧間はやばい気がした。ということで少しだけ下流からスタートするという話で、向かった。
水上インターチェンジで降り、吾妻橋のところに目をつけていったが、イマイチ。もう少し下流の矢瀬橋の道の駅:親水公園のところ行く。橋から川を見ると、想像以上に激しい流れ。水がうねって流れている。湯原の水位観測所のデータでいうと3.1mほど。緊張感半分、冒険へのときめき半分。明日はとりあえずここからスタートしてみようということで、ここでキャンプすることにした。
午前一時半頃に落ち着いたわけだが、そこから二人でビールを飲み、チキンナゲットを食べ、ソーセージを炙って食べ、何だかんだと話をする。空には星が輝く。公園に住み着いた猫が数匹、ソーセージの匂いに惹かれてか近くまで寄ってきていた。三時を過ぎて流石に寝ようという話になり、三時半頃テントで横になる。
今日はあたふたしていたが、ちょっぴりいろいろ思い出すことも。でもそれもこの一年で大きく変わってしまった。それはこの一年の収穫というか。安心というか。そしてほんの少しの寂しさ。仕方がないさ。
暑くてシュラフに入らないまま、寝た。


#写真は翌日の利根川矢瀬橋の上流出発点