北の大地へ、釧路へ

朝早く起きて、電車に乗り、羽田空港へ。お土産を買っていなかったので、空港で東京バナナを買った。買うのは初めて。食べたこともない。けどきっと美味しいのだと思う。
飛行機に乗るまで時間が少しあったので空港内の茶店に行き、紅茶を飲んだ。
JALの7:50羽田発に乗って釧路へ。まもなく到着のアナウンスがあり、窓から雪がまだちらほら見える大地が見えてきた。遠くにはまだ真っ白な山々。それを見て、本当にやってきたんだなと思った。
空港では、カワセさんが迎えに来てくれた。事務所に行き、挨拶。机が広いなと思った。市役所に行き、転入届を出した。昼は近くの北川という定食屋さんに行く。まだどこか緊張していてぎこちなかった気がした。
昼からカワセさんについて、某HW所に寄った後、これから住む家に送ってもらった。五階建ての住宅なのだが、一軒あたり、6畳×3、LDKが12畳ほどあり、一人で住むにはかなり広いところだった。暖房も何もない部屋で、まずはガス、水道、電気の連絡をした。まだ雪が残っている家の外に出て、歩いていき、タクシーに乗ってホーマック(ホームセンター)に行き、折り畳みの自転車を一台購入した。乗って帰ってくるが、長く続く上り坂と寒い気温に疲れ切ってしまった。家に帰ってくると、ガスのおじさんがやってきて、開栓してくれた。これが一週間ほど後に唖然とすることになるのだが・・・。話をしていて、ここに来れて嬉しいですというと、冬も寒くて夏も寒いこんな場所に希望を出す人間なんているものなんだ、と物珍しげであった。
近くにあるスーパーに行き、寿司とビールを買って戻ってきた。乾杯!疲労からか、たった一杯のビールにすっかり酔っ払ってしまう。ここから始まる釧路での生活。一年か、二年かわからないけど、ここにいる間は存分にこの北の大地に楽しもう。学ぶべきこともたくさんあるだろう。不安よりも今はただこれから始まる仕事にわくわくしている。そう、いつだって、旅立つ前は不安に駆られるけど、いざ出発してみると案外平気なものだ。ガンバロ。
早々と眠りに着いた。