阿寒湖へ

朝、カヌーショップヒライワに立ち寄って、カヌー積載用のキャリアを貰った後、阿寒湖に向かった。湖水開きがあるので、行ってみたくなった。途中、ガソリンを入れる。レガシィはハイオクしか食わないのだが、換算すると7km/㍑の燃費だったので、唖然とした。釧路はガソリンが高くて146円/㍑もするのに。今後の低燃費走行を誓う。
釧路市の中心部を過ぎると道はスムーズになった。通称まりも国道を走る。快適だ。いい天気で眺めもいい。遠くにあった雌阿寒岳雄阿寒岳が次第に近づいてくる。道路際の雪はほとんど融けているがまだ芽吹きはない。道路脇に鹿が一頭死んでいて、カラスが集っていた。
阿寒湖に着き、駐車場に車を停める。折りたたみ自転車を出してきて、自転車で阿寒湖畔を回る。湖水開きのイベントが開かれていて、ブラスバンドの演奏の他、ワカサギのフライや味噌汁、マリネの試食があったので、頂く。美味しかった。
湖畔を走り、写真をたくさん撮る。今年はまだまだ氷が分厚い。こんなに厚いのは珍しいらしい。背後の雄阿寒岳が美しい。
木彫りの店に行った。大学院修士2年の8月に訪れた際に欲しいと思いつつ、買わなかった魚の木彫りを三点購入する。ヤマメとオショロコマとカラフトマス。オショロコマとカラフトマスは、知床で重要な生物のため。店員さんと釣りの話をする。他の店で、「まりも茶ん」というお茶を買った。
一通り周って眺めて、船着場に戻ると、ちょうどテープカットをしているところだった。阿寒湖の事務所の職員の方もいて、挨拶すると、最初の船に乗せてもらえることになった。今回は一旅人としてきたつもりだったのだけど、これはラッキーだった。
船に乗った子供たちが大騒ぎする中、湖水開きの鍵が一日船長である町長から落とされ、岸からはリボンが伸び、出航。氷はまだ分厚く、なかなか迫力があった。阿寒湖の風景は、水上から眺めるのが素晴らしいということがよくわかった。岸から遠く離れると、岸際のホテルは目立たなくなる。写真をたくさん撮った。珍しくて夢中で取った。が、外は非常に寒くて、途中で震え上がって中に入った。
ラッキーなことに、町長について操縦室にも入れてもらった。一日船長が舵を切っているところを写真に収める。
チウルイ島に着き、島を見学後、戻った。その後は、エコミュージアムセンターを見学後、事務所によって長靴を借り、ボッケに行き、泥水の中沸き立つ温泉を見た。立ち入り禁止のところに入っている若者が三名ほどいたがすぐに戻っていた。足を温泉にはまらせる火傷が過去にも起きているところ。危ないなぁ。
車に戻って、オンネトーに行き、噴煙を上げる雌阿寒岳を写真に収めた後、今度は双湖台に行く。ペンケトウ、パンケトウを眺める。なかなかいい景色だった。
帰りは、弟子屈経由で帰ってくる。ずっと走っていると、車のエンジン回転が低下して、しばらくしてまた回復する、というのが4回ほど起こってその後、エンジンチェックのランプが点灯し、びっくりする。レガシィ、どこか調子が悪いみたい。とりあえず家まで無事運転できることを祈った。走行中にエンジンが停止するのは、2004年11月に高速道路でバイクのエンジンが停止してヒヤリとしたことを思い出させるから、恐ろしいんだ。
無事家にたどり着いた。よかった。
家について、今日、実はほとんど何も食べていなかったことに気が付き、トキシラズを買ってきてバター焼を作った。美味しかった。