鎌倉

夕暮れの海

昼まで年賀状を書いていた。11月にモバイルプリンタを買って、これでどこでも印刷できる、年賀状もどこでも作れると冗談で言っていたら、本当にそうなってしまった。
鶴岡八幡宮に行った。ここに来るのは6年ぶり。懐かしい。あれからもう6年も経つのだなと思う。初詣の準備を進める中、ゆったりと歩く。人々の歩く速度が速い。師走、年の瀬だった。
由比ヶ浜まで歩いていった。海辺に黒いたくさんの哺乳類がいる。北海道なら、トドか、と思うところだが、サーファー達だった。そうそう、12/26に羅臼に行った際、トドを間近でたくさん見た。八木浜にメス成獣の群がついていた。それをプロミナ(望遠鏡)で見る。こんなに間近で野生のトドを見たのは初めてだった。後方には雪を湛えた国後島が大きく広がっていた。
もう夕方近くになってきていた。海辺を歩いた。ずっと歩いた。そういえば、昔も歩いたことに気が付いた。江ノ島に向かって歩いていった。
夕日が沈む。堂々横たわる伊豆半島。右後方には富士山があった。波打ち際、打ち寄せる波に残る夕焼けの残影。それはなかなか味があるものだった。日が暮れていく中、サーファー達は飽きずに波に乗り続けていた。車のライトの光が映える。
結局、江ノ島まで歩いてしまった。久々ゆっくり歩いた時間だった。