シーカヤック

地元の海にて

朝から雨が降っていた。シーカヤックを持ってきていた。疲労もあったので、あまりやる気が起きなかったのだが、昼を過ぎてから、せっかくだからとカヤックに乗ることにした。
雨の降る町。雨の匂い。地元の町の香りをひしひしと感じた。
カヤックを組み立て、そして豊浦の海まで運ぶ。暖かくてドライスーツを着るまでもないのだけど、一応ドライスーツも着用して、カヤックに乗る。
北海道の海岸とは全然違う海岸があった。そうこれが見慣れた海岸だった。海岸には照葉中の森。空を舞うトンビ、時々ミサゴ。
雨も降っていたので、すっきりはしないのだけど、地元の海に久々漕ぎ出せたのは嬉しかった。約2年ぶりかな。沿岸を彷徨い、満足して、戻ってきた。
大学の時の友人が、彼女を伴って実家に遊びに来てくれた。ここまで足を運んでくれるのは三回目だ。今回は夕方四時に来て、八時前の電車で帰っていったので、もてなせたのは晩御飯ぐらいだったのだけど、会えて嬉しかった。釧路に赴任して以来、全然会っていなかったし。来てくれてサンキュ。
その後は、中学生の時に通っていた英語の塾に行き、何名か交えて話をする。来年からJICAや国交省で働く地元の友達・方が来ていて、それぞれの場で活躍していくかと思うと嬉しかった。みんなこの塾で学んだんだよな。人を集める魅力を持ったミホ先生に感謝。
帰ってくると連日の疲労が溜まり疲れ切っていて、コタツでいつの間にか熟睡していた。