スキー修行

朝6時に起きて、6時半ごろ出発。レガシィに乗って国道38号線を進む。サホロスキー場へ。三時間半弱走って10時前に到着。いい天気だ。いそいそと着替え、リフト券を買い、ゴンドラに乗った。
年末に引き続きスキーにやってきた。今日は一人だ。じっくり練習し直したかった。
山頂もいい天気だった。今年初スキーを楽しむ。
今日見えてきた課題はいくつか。
一つは、板にしっかり乗り切れていないことだった。登山靴スキーだからしっかり踏ん張ってのってやらないとアイスバーン斜面では板がバタつく。バタつき始めると怖くなってついつい体重を後方に移してしまい、板をズラしてごまかしたくなるが、そうすると減速は出来てもコントロールは失われる。今日はバーンでのバタつきをなくせるよう、しっかり板に乗り、体重のかけ方によって変わるターン半径の見際目をずっとやっていた。
少しの距離を滑るとすぐに疲れてくるのは、体力の減少の証拠。ただでさえ疲れる登山靴スキーだから、筋肉つけないとしっかり滑るのは厳しい。しっかりエッジを効かせるには太ももの力を大変使う。
1ターン1ターン気を使いながら滑ってみた。急傾斜では体が逃げていた。これではいけない、と力を入れる。大分スピードを出せる気になってきたがまだまだだった。
圧雪していない斜面に行く。やわらかいコブのある斜面だった。細かく攻めたら、途中で躓き板を取られ、横解放してしまった。ジルブレッタ404ビンディングは、縦解放と横解放の二つのリリース機構(安全装置)がある。普通のビンディングだと外れてもすぐに板を履くことが出来るが、ジルブレッタは横解放してしまうとビンディングに外れた部分を繋ぎ直す必要があり、これが結構面倒。それが嫌でビンディング解放値を高く設定する人もいる。実際、急な絶対に板が外れていない場所では解放機構なんてない方がいいときもある。
僕は割と横解放しない人間(無理やり板をまわさないため)なので、非常に緩く設定してある。その方が怪我しないし、外れた時に戻すのも楽だった。
横解放のリリースが働くのはいつ以来だろうか?長らく記憶にない。
スキーが楽しかった。がむしゃらに滑った。でも1ターンずつ丁寧に滑った。一人じゃないとなかなか出来ない滑り方。まだまだ修行が足りない。
モーグルの練習をしている人がいた。間近で見る前宙は迫力があった。すごかった。感心。そして尊敬。
昼は醤油ラーメンを食べた。
13:20頃休憩してベンチに座りジュースを飲んでいる時にぐらりと揺れた気がした。外に出るとリフト・ゴンドラが止まっていた。地震だったらしい。携帯電話が鳴り、津波警報が出ている旨伝え聞く。心配だったが、とりあえずスキーを続けた。
夕方15:30まで滑り続けた。疲れた。満足感があった。帰りは、眠気と闘いながら運転した。池田町まで来たところで、津波警報津波注意報に変わったので、海岸沿いの国道38号を走ることにした。津波の被害が特になかったのは幸い。よかったよかった。
20時ごろ帰ってきた。ストーブの前に置いてある、夏に買ったキャンピングチェアに座るとそのまま動けなくなり、眠ってしまった。夜半を過ぎて目が覚め、布団までヨロヨロと這っていって熟睡した。