安房川カヌー

朝、ワンゲルの後輩ヤマモリからメールが入った。後輩と言っても、僕がOB2年の時にピカピカの1年生だったから、あまり知らないといえば知らない。ただ追い出しコンパや夏合宿見送りには何度か顔を出しているので、それで覚えているといえば覚えている。屋久島に来ているというので、会うことになった。来るもの拒まず。他大の友人二人と計3名で遊びに来ていた。
昼から四人で安房川でカヌーをすることになった。カヌーが初めてという三人だが、何とでもなるのが僕の持っているカヌーのいいところだ。家から歩いて港まで行き、そこから漕ぎ出す。ヤマモリは黄色いカヌーを上手く漕いでいるが、他2名は二人乗りのボイジャーの操船にてこずっていた。
川面を吹き抜ける風。
海に近いところは小さなうねりがあったが、橋を過ぎると穏やかになる。水は透き通る。この爽快さが好きだ。町を過ぎて森の中へ。ここ安房川はカヌーで行けるギリギリのところまで潮汐の影響を受ける。松峰大橋の下を漕ぎぬけ、上陸。ぼんやりしていたらやがて潮が満ち始め、陸に揚げてあったカヌーが流され、慌てて回収に行く。
下りも快適。砂州で上陸。満ち潮のため、川の流れが逆になる。不思議な光景だ。ボラが砂地の浅場を悠々と泳ぐ。ヤマモリたちは、シーカヤックリバーカヤック、レジャーカヤックと乗り比べて遊んでいる。我ながらたくさんのカヤックを所有するようになったなと思う。それぞれのカヤックにはそれぞれの長所・短所があってどれ一つとして同じ特性のものはないのだけど。
適当に遊んでから下る。森を抜け、町に入るところが好きだ。そしてくぐり抜ける橋。カヌーを終えてからは、三人には温泉に行ってもらい、僕はその間片づけをしてシャワーを浴びた。
夜は四人でつぼねに飲みに行った。今日もトビウオのから揚げを美味しくいただく。夜は三人が泊まっていった。僕の夏休みも今日で終了なり。