口永良部島初日

熊本事務所の2名と一緒に朝のフェリーに乗って口永良部島へ。この一ヶ月でプライベートも含めて三回目の口永良部島だ。今回は整備基本計画策定に向けた現地調査。業者と合流して一緒に現地調査に行く。口永良部はいい天気だった。フェリー太陽は6日ぶりだったらしく、ようやく食材の入った港近くのJAには買い物に来た地元のおばさんたちで溢れかえっていた。
畠ルートから古岳に登る。屋久島とはまったく異なる火山景観。それはなかなか素晴らしいもの。古岳では硫黄が噴出し、見上げると荒々しくもろい岩肌が迫り、古き地層に溶岩突出の跡がのぞく。振り返ると岬へと延びる緩やかな牧草地、切れ落ちた海蝕崖、透明感溢れる海、そして12km離れて堂々と横たわる屋久島。そんな風景がぐるっと見える場所。
新岳の火口も圧巻だ。そして野池の不思議な静けさ。古岳を周った先にある盆栽のような木立もなかなかのものがある。
帰りは七釜ルートを通る。畠ルートが出来てから通る人が少ないのか、上部の藪がなかなかひどかった。下部は静けさを持った照葉樹の森。
今日は暑かった。山を降りるとみんなクタクタになっていた。火山ガスにやられたのかな?その後は道路沿いに口永良部をまわり、標識整備の場所を検討した。その後は湯向の温泉に浸かってから民宿くちのえらぶに向かう。着くともうすっかり暗くなっていた。また来ました、と挨拶する。
晩飯はイセエビが出た!素晴らしい。巡回診療に来ていた永田診療所の医師も泊まっていて話をした。
遅くない時間に熟睡。