巡視2日目(新高塚小屋〜縄文杉〜荒川登山口)

起きてラーメンを食べ、まだ真っ暗な中出発。満月が輝く。暗闇での地図読みはなかなか難しかったが、ほぼピンポイントの情報を得ることが出来た。高塚小屋に着く頃には明るくなってきていた。トイレを済ませてから縄文杉に向かう。知り合いのガイドの方にばったり出会い、どうもどうも、と話をする。縄文杉デッキのところでは、何名かの方がいて、朝食を取っていた。
縄文杉。二週間ぶりだ。
その後もさくさく歩いていく。1/2万5千地形図上で、縄文杉の位置はあっているのだけど、夫婦杉と大王杉の位置は間違っていることがわかった。事務所用の地図にはその辺りも修正しておこう。
ウィルソン株を過ぎ、翁杉のところで、アスリートなおじさんに会う。昨日屋久島で行われたエコジャーニーマラソン(80km)に参加したという。こちらからのルートで宮之浦岳山頂までの往復を考えているという。宮之浦岳まで行くならいっそ淀川登山口に抜けたほうがいいですよ、と話をする。いろいろな人がいるものだと思う。
夏に比べれば随分減った縄文杉登山の方々とすれ違いながら歩く。楠川分れの手前のところに現在土埋木をヘリで搬入しているのだが、そこでガイドのマナツさんにばったり会う。取材の方も来ていて、先日から何度か電話がかかってきてやり取りしていたテレビ局の方だと知る。屋久島のことについて、少し話をした。土埋木搬入現場には森林管理署の署長さんも来られていたので、ここでも少し話をした。
11:30発のバスを目指してのんびり歩く。秋の空は高かった。澄んだ空気の下、ヘリのバリバリとした爆音が響く。そして荒川登山口へ。
バスに乗って職場に戻る。先週注文したメガネが届いていた。嬉しい。ヤマザキさんと一緒に淀川登山口に行き車を回収。事務所に戻ってきて、また後で事務所に来るよ、と事務補佐さんに話をしてから家に向かう。が、家では心地よい疲労感に包まれすぐに熟睡。気がつけば夜。まあいっか、とまた眠りに着いた。