高尾山

一眼レフデジカメを買ったということで高尾山に行くことになった。東京に過去7年住んでいたけど、東京周辺の山はたくさん登ったけど、高尾山に行くのは初めて。噂はいろいろ聞いているのだけど、どうもイメージが湧かないでいる。
高尾駅京王線に乗り換えて高尾山口駅に行く。ここからさらにケーブルカーがあるのだが、せっかくだからと歩くことにした。1号路を歩いていく。
車も走れる道路なのだが、思ったよりも傾斜がきつく、しんどい。周りは本格的な登山の格好の方から軽装の方まで様々で、高尾山の多様性を実感した。高校の野球部の特訓か、上の方からユニフォームを着た一団がまばらに駆け下りてくる。しばらく歩いて急斜を終えると遥か東京の街並みが良く望めるようになった。尾根の反対側には高速道路が走っている。
ケーブルカーの高尾山駅では店が立ち並ぶ。その先にも店がある。途中甘酒を飲んでこんにゃくを食べた。1号路は高尾山薬王院の表参道ということで灯篭なんかもあった。
しばらく歩いて薬王院にたどり着き、お参りをしてから先に進む。その先はようやく山道らしくなり、ちょっと歩くと高尾山の山頂(599m)に着いた。たくさんの人。店に入りうどんを食べた。
眺めはそこそこいい。東に東京の街並み、少し南に下がると横浜の街並み、さらに南に向かって丹沢山塊が見え、西に向かうと富士山が見えた。丹沢山塊には雪が降り積もっていた。ちょうどこのクリスマスの時期には、この山頂から、富士山の山頂に沈む夕日「ダイヤモンド富士」が撮れる時期らしく、早くも三脚を設置して場所取り合戦が展開されていた。
山頂近くのビジターセンターに行く。展示が参考になるものがたくさんあった。それらをじっくり眺めて、気に入ったものはカメラに収めた。
山頂からの下りは稲荷山コースを行く。少し歩くとすぐに人とすれ違う。この近隣の山と合わせると年間250万人もの人が訪れるという。そのすごさを知る。植林が多いが登山道脇だけ広葉樹の残された道を歩く。展望台では風が強く寒かった。何だかんだしているうちに入口にたどり着いた。
思っていたよりは雰囲気のある山だった。今度来るなら、夜に訪れてムササビに会いたいと思った。