東京散歩

昨日買った一眼レフデジカメを持って、久々東大駒場キャンパスを訪れてみることにした。降り立った駅は全然変わらないのだけど、中に入って図書館や学食が大きく変わっていることに驚いた。なんてきれいになっているのだろう。ワンゲルの部室があった学生会館は変わらずの姿で残っていた。ここに屯して、ここからよく走り出していったなぁと感慨に耽る。曇天の下ではあったのだけど、そんなキャンパスの風景を一枚一枚切り出していった。
裏門から外に出て歩く。東京の町並み。次第に空が晴れてきた。公園の木には小鳥たちが舞っている。それを蹴散らすように大きな声で鳴くヒヨドリ。黒い犬がのんびりと散歩している。ブラウンの車の静かな発進音。原チャの甲高い排気音。頭上の線路を走る電車のざわめき。街行く人々の足音。幹線道路の車の群。閑静街にひっそりと咲く花。キャッチボールをする子供たちの声。
歩き続けて新宿に至る。ラーメンを食べてから、新宿御苑に行った。ちょうど屋久島ウミガメ展がインフォメーションセンターで開催されていて、それを見に行く。最終日の今日はオームタさんが来ていて、ちょうど話をしているところだった。
寒々とした新宿御苑を彷徨う。冬に来るのは初めてだった。カルガモが列を乱しながら泳いでいる。その下からは鯉が大きな口をパクパクと動かしている。そよ風に揺れるススキ。サギが沼にじっと立ち尽くす。ボール遊びをする小さな子ども。雑誌を枕に眠る若者。そんな光景を切り取っていった。
東急ハンズに行った。年賀状用のグッズとカレンダーを買った。年の瀬迫る東急ハンズはものすごい数の人々でごった返していた。
夜は鍋をした。シンプルな鍋だったけど、美味しかった。