木曜日

帰宅後、週末の準備をすべく、パソコンに向かう。他でもない、キャンプ場の予約だ。オンラインで簡単に出来てしまうのが便利だ。でもいくつもあるキャンプサイト(区画)はかなり埋まっていて、その中でまだベターなものを探して、ポチッと予約する。
いくつかの確認画面の確認後、支払い画面へと進んで、クレジットカード番号を打ち込むが、カードが無効です、の表示が出てしまい、先へと進めない。そんなはず無いのに…と思いながら、何度か試すがやっぱり駄目だ。
ふと机の片隅に目をやると、先日届いたクレジットカードの明細書があった。あらためて良く読むと、何と自動引き落としになっておらず、オンラインで払うか、支店に行って払うか、小切手で払うか、といった選択肢が書かれていた。知らなかった…しかも今月18日を過ぎても支払わなければ通常の金利では対応しない(金利を上げるペナルティを付ける)と書いてある…あやうくブラックリスト入り…気づいて良かった…
とりあえずインターネットバンキングのアカウントに入って支払い方法を探すが、いまいちやり方がわからない。明日銀行に行って聞くしか無いかなぁと思ったのだけど、電話サービスがあるので、こちらに電話してみることにした。英語の自動案内に沿って必要事項を入力していき5分ぐらい待ってようやくオペレーターにつながる。
まず、手短に、クレジットカードの支払いをオンラインでしたいのだけどやり方を教えてほしい旨伝えた後、「今日カードが使えなかったので気がついたのですが…日本だとカードを作る際に銀行口座を指定してその後は自動的に引き落とされるので、カナダでもてっきり自動引き落としなのだと思ってました。なのでびっくりです!」と話をすると、そうでしたか、とうなずいてくれた。その後は、本人確認のためのいろいろな質問がなされ、最初何を答えて良いのかわからず、またパソコンで開いているインターネットバンキングのページのことを答えれば良いとわかった後も、どう表現して良いか悩んで「Ah...how do I say...?」ともたついていたが、そのうち要領を得てテキパキと答える。
ただ、中学生の時に習ったようなことなのだけど、否定疑問文の際に、会話だと未だに英語のYes, Noを逆に言ってしまう時があって、職場の上司はそれに慣れていて「Seishu, you really mean "No"?」と聞いてくれることもあり、その際は5秒考えて、「Sorry, Yes, ah...I mean "Yes"」と答えたりしているのだけど、今日の電話でもやってしまって、オペレーターに、すまん、先ほどYesと言ったけど、本当はNoだ、ということを話した。
とりあえず、支払われていなかった何十万円(カヤック、自転車、電話代、etc.)かを無事支払い(あっという間にパソコン画面に反映された)、その後最初に話した自動引き落としの話を覚えていたオペレーターが、「今後自動引き落としにしたいか」と聞かれ、Yesと答えたところ、別のオペレーターに変わってくれた。手続きを進めてくれた後「じゃあ今月18日の最初の引き落としで、何十万円が引き落とされるので宜しくです」と言われたので、「ちょっと待ったぁ!!!それは直前に、いや先ほど5分前に払ったばかりだ、パソコンの画面には既に払ったという記述があるよ」と話をしたところ、「了解、じゃあ来月分から自動引き落としにするね」と言われ、無事電話が終了した。
その後、再度キャンプ場の予約に進むとカードが無事使えた。良かった。
何でもないことなのだけど、こうした積み重ねが、海外に慣れていく、ということなのだと思う。
そんな、木曜日の夜のこと。