ナイアガラの滝へ

昨晩、昨夏以来8ヶ月ぶりにモントリオールにやってきた相方と一緒に、朝7時に家を出た。目的地はオンタリオ州のナイアガラの滝。モントリオールからの距離はおよそ680km。飛行機か特急電車で行った方が楽なのだろうけど、これも何かの機会と車で行くことになった。車はPrius C(日本名:アクア)
天気はよい。高速道路は100km/h制限で、時々130km/h近い速度で走り抜けていく車はいるものの、大抵は120km/h以下、110km/hぐらいで走っていく車が多い。途中、サービスエリアに寄ってガソリンを入れたり、昼食を食べたりしつつ、進む。ちょうど芽吹きの季節で、南下するにつれて緑が芽吹いていくのがよくわかる。美しい季節だなぁ。
トロントでは渋滞に巻き込まれ、ノロノロと進む。ここまで既に550km走っている。そこからさらに2時間走って、ようやくナイアガラに到着。既に15時は過ぎていて、渋滞に巻き込まれたこともあって休憩込みで8時間ほどかかった計算だ。
ホテルはクラウンプラザホテル。昨晩Booking.comで適当に探して予約したホテルなのだけど、後で実は地球の歩き方で真っ先に出てくるホテルであることに気がついた。駐車場がわかりにくかったのだけど、相方が説明を聞きに行くに、カジノ等と共用になっている立体駐車場に駐めればよいとのことで、ホテルの左側にある駐車場に駐める。無事たどり着いてようやくホッと一息ついた。
その後散策開始。
まずは、霧の乙女号なる滝壺に向かう船に乗ろうと探しながら歩く。すぐに見つけて、チケットを買い、船着き場に向かう。昨年の夏からカナダ側は名前が変わったとチケット売り場の方は話されていた。赤色の使い捨てのポンチョを着て船に乗る。船の右舷に乗ったのだけど、水をたくさん浴びたい方は左舷に乗った方がより迫力があると思う。

まずはアメリカ滝。まだ巨大な雪の塊が滝の周辺に残っているのがまず目を引くポイントだ。滝の上の公園にはたくさんの人がいたのだけど、花嫁姿の方もいて、幸せが漂ってきた。

それにしてもカモメがたくさん!断崖にはたくさんの巣があってそれが新鮮だった。さらにその先のカナダ滝へ。

カナダ滝に近づくと激しい水しぶき!カメラのレンズに水滴がついて写真・動画がうまく撮れない。水滴を拭うタオルを持ってこないとまずかったなぁと思いながら滝を眺めていた。


おかげで、復路で右舷がアメリカ滝側に近づいた際にもきれいな写真は撮れず。

船に乗った後は、カナダ滝まで歩道を歩いていく。滝の周辺はホテルが立ち並び、正直その周辺は興ざめなのだけど、この歩道の雰囲気はいい。

近づくにつれて滝のしぶきで道路が濡れていたりするのもなかなか味わい深い。夕方のカナダ滝には虹がかかり、水煙の中をカモメたちが舞っている。

滝のすぐ上から眺めると、滝を流れる水がかなりの透明感を持っていることに気がつく。

晩御飯は、タワーホテルの26階にあるMarilyn's Bistro & Loungeに行く。滝を眺めながらディナーをいただく。カナダの広い大地に沈んでいく夕陽が印象的だった。白ワインを飲みつつ、相方はサーモンを、僕はポークチョップをいただいた。

暗くなると滝はライトアプされて、七色に色を変えながら川のそばに少し残された闇の中にぽっかりと浮かんでいた。

ホテルへは歩いて戻った。途中のパターゴルフ場に恐竜の模型があったり、火山が火を噴いていたりと、やたらとテーマパークくささが漂っている。まだそれほど禍々しく観光地化されていない時のこの場所の荘厳さは如何程のものであったかと思いながら歩いていた。
運転で疲れたこともあって、早々に就寝。