ナイアガラの滝からモントリオールへ

起きて朝食をいただく。

レストランからの眺めは結構よくて、アメリカ滝がよく見えていた。この角度からだとカナダ滝が幾分すぼまって見える。

朝食後、散歩に出かける。朝は小鳥のさえずりにあふれていた。陽が差す方向が異なることもあって、雰囲気・受ける印象は昨夕とはまた随分と違っていた。

カナダ滝まで歩いていく。昨夕は虹がかかっていたけど、朝はまた違う趣だった。水の透明感は変わらず。


滝の裏側にいくアトラクションが9時にならないと開かないので、それまでの間、ナイアガラの滝の真上の公園でのんびりと過ごす。
滝の裏側にいくアトラクションは一番乗りだった。すぐ横から迫力のある滝を眺める。

ナイアガラの滝はかつては浸食により年間1mほど後退していたようだけど、今は滝の高さをならして浸食を均等にする工事が行われた結果、年間3cmほどだそうだ。

人が少なく非常にゆったりと眺めを楽しむことができた。その後、ホテルに向かって歩いて戻る。

昨日・今日眺めたナイアガラの滝の様子をまとめた動画はこちら(YouTube)

車に乗ってモントリオールへ!僕としては、トロントでできるだけ渋滞に巻き込まれたくないと思っていた。幸い昼頃の通過だったのこともあって、交通量は多いけどスピードは落ちずにトロントを越えることができた。
心なしか芽吹きが進んで昨日よりも緑に溢れている。昼食はサービスエリアでPitaを食べた。美味しい。スピードを出し過ぎない(けど適度に速い)ちょうどいいペースの車を見つけて、その後ろについてずっと走っていく。ラジオ局をどんどん変えていく必要があるのが長距離を走っていることを実感させる。
休憩込みで7時間半でモントリオールに到着。よく運転した。頑張った。

一度は訪れてみたいと思っていたナイアガラの滝。一番最初にそのイメージをはっきりと膨らませたのは、ヘレン・ケラーの伝記を読んだ時だ。目が見えず耳も聞こえないヘレン・ケラーをも大感動させたというこの大きな滝。それを五感で感じ取ることができたのは素晴らしい体験だった。周辺の街並みがけばけばしいのは興ざめだけど、滝そのものは見る価値はある。
また、5年前に結婚した時は忙しくて時間が取れずに新婚旅行には行かず、結局うやむやになってしまっていたのだけど、ここナイアガラの地は「世界のハネムーンキャピタル」と呼ばれる新婚旅行に非常に人気の高い場所で、その場所を相方と訪れることができたというのは、ある意味で新婚旅行的なものを経験できたということが言えるのかもしれない(同意は取ってはいませんが)。実際にはそんな甘さはあんまりなくて、日本から飛行機での長時間移動の後に、また車で8時間・7時間半のドライブによく付き合ってくれたな、とも思う。感謝。そんな旅行だった。