Stand Up Paddleboard 購入


物欲に負けて、新たな水遊び道具を買ってしまった・・・それは、インフレータブル(空気注入式)のSUP(スタンドアップパドルボード)。購入したのはNRSのImperial 4というモデル。折りたたんで背負ってどこにも持ち運べるモデルだ。

大学三年生時を皮切りに、これまでに購入したカヤック・カヌーは5隻*1、それに新たな仲間が加わることとなった。

何に惹かれたのかと訊かれれば、3点ある、と答えたい。
1点目は、立って漕ぐ様子が、日本の川面、運河での川船(YouTube)を彷彿させて、それがかっこいいと惚れてしまったから。
初めて見かけたのは昨年の7月のこと。運河の中のボートの合間を静かに漕ぎ抜けていく姿がとてもかっこよく、一言で言えば一目惚れしてしまった。でも、何故そこまでかっこいいと思ったのか、実は長らくの間自分でもよくわからなかったのだけど、ずっと考え続けているうちに、上記の結論に至った。
所有しているカヤック・カヌーのなかでは、エアーのトムキャットソロというモデルが、ホワイトウォーター仕様で安定性が高く、過去の川旅では偵察としてカヌーの上に立ち上がって、その先の様子をみることもしばしばあった(トムキャットソロを使った川旅の例 )。でも、やっぱりそもそも立って漕ぐというスタイルではなく、その意味で、このSUPを試してみたくなった。

2点目は、水の上、中を自由に行き来できるスタイルだから。
上記のトムキャットソロは、カヌーの上から飛び込み、一緒に泳ぎながら流され、瀬が出てくるとまたカヌーの上に這いずり上がって進む、という遊びができるものだった。一方で、いわゆるカヤック(今手元にあるカヤックを含む)は、水面を切り抜ける爽快感がある一方で、そうした極めて親水性の高い水遊びには向いていない(その他のカヤックでの川旅の例 )。それぞれに良さはあるのだけど、やっぱり泳げる時期の水遊びは、水の上を漕ぎ抜けるだけじゃなくて、積極的に泳ぎ、潜れたほうがより楽しい。

3点目は、構造がシンプルで、組み立てが簡単で、持ち運びが便利そうで、気負わずにどこでも気軽に使えそうだったから。

理由を三つも考えつけば、もう十分その所有意義が見出せた気がして、もう買うしかないと思いつつも、本当に6隻目に手を出すのか?正気か?と、ここしばらくは悶々としていたのだけど、先週末にMECに行って、現物を確認後、腹を決めて注文。昨日無事届いて、早速部屋の中で組み立て、悦に浸る。
もっとも、このSUPは、サーフィンも含めてこれまで全く挑戦したことのない類のもの。まだ外の水も冷たいし、慎重には慎重を期して試してみたいと思う。
しかし、想像してみる。キャンプサイトの側の美しい森に囲まれた山上湖で、ようやく明るくなり始めた朝靄の中を、静謐を感じながら川船に乗った気分で静かに漕ぎ抜ける・・・うーん素敵だ。
使ってみた感想はいずれアップしたいと思います。
ではでは。

*1:今手元(カナダ)にあるのは昨年買ってしまったフェザークラフトのエアロナットというインフレータブルカヤックのみ。