六時半に起きる

寝苦しくて、何度も目が覚めた。牛乳を飲み干し、しかし喉の渇きが癒されず、眠くてガンガンする頭を揺さぶって何とか起き、近くの自販機にジュースを買いに行く。そして再び寝る。
起きると朝の六時半を過ぎていた。
書類を書き、どうも上がらないモーチベーションのまま、学校に行き、スーツに着替え、面接を受けに行く。が、なんだか駄目だった。自分が行きたい、やりたい仕事はこれではない、そういう思いがあって、気が進まないのだ。もしくは巨大過ぎる組織に対する恐れというか、拒絶反応というか、そうしたものだったのかもしれない。
とりあえず、一ヶ所行き面接を受ける。いきなり1対4(面接官は三人)の面接だった。第一志望を別のところにしていたら、その事を終始言われ続けた。面接自体は割とやさしい。非常に丁寧で、他の要素で圧迫感はない。でもなんだかなぁ、という感じ。わからない。
それが終わって、今日はもう帰ろうと思っていたところに、昨日の面接で近くにいた人に会い、話をする。どうやら、みんな面接を受けに行くところを、面接カードに第一志望として書くらしい。そういう話を聞く。自分のバカ正直なところから考え、それは出来ないと思った。もし、それが甲乙つけがたいものであるならば、その時はそうするかもしれない。でも、そういうわけではない。
やっぱり帰ることにした。なんだか疲れた。きっと寝苦しくてよく寝れてないのが原因に違いない。そう信じておこう。
学校に戻り、着替え、少々リラックス。隣の席の川上さんと護身術の話をする。
早くない時間に家に帰った。雑然とした感情の中から、少しずつ何かが見えてきた気がした一日だった。