調査三日目

ナラタケ

今日は西達布本流に行く。天気が怪しいが、沢に入り歩いていく。沢の美しさで言えば仙人峡よりも上だ。ナメが続く。倒木が天然の砂防堰堤となり、その上には礫が溜まる。コマドリが鳴き、カワガラスが川を駆け抜けていた。
水のサンプリングだけしながら、源頭にたどり着く。雨が降り始める。ここからさらに藪をこいで林道に行く人と、戻って沢を下りつつ、サンプルを回収するグループに分かれる。僕は沢を下った。後ろの方を歩いていた鴨田さん(演習林の講師)がナラタケをたくさん取っていた。バスの置いてあった場所に戻り、昼食。昨晩の残りのカレーを食べる。その後は、そこから下流に向かって沢を歩く。ナメが多い。ツルツル滑っている人もいた。
初日の湧水のところまで来るともういい時間だった。バスに揺られて帰る。ほとんどの人が熟睡していた。芝野先生も熟睡だった。寝顔の写真を撮っておく。
夜は、ナラタケの味噌汁をはじめ、まかないのおばさんが作った豪華なメニュー。その後会議。明日の調査について話しあう。そしてビール会。喉をエタノールで消毒し続けているためか、少しずつ回復に向かう。この日の晩は久しぶりに熟睡した。