鯰をさばく

朝から雨が降っていた。川に行けないので、イトーと二人で、柏崎の親戚の家に行き、おじさんにナマズを三匹さばいてもらう。家に持ち帰ってきて、蒲焼にする。身は淡白な味わい。食感はうなぎと同じで、うなぎの旨味をなくした感じ。魚でいえばどことなくシイラに似ている感じ。なかなか美味しかった。卵は少し生臭かったけど。
昼から、イトーと二人でシジミを採りに行く。隣町の海山町に、素晴らしい場所がある。そこに行く。
ウェットスーツを着て、シジミを採る。鑑札(遊漁券)などは要らない場所。でも最近乱獲気味で、自主的な規制をしていて、解禁日は6/1なのだけど、流石に解禁日と比べるとシジミの数は非常に少なかった。でもすくうと何だかんだで見つかる。時折、雨が降った。生温い汽水の水に浸かりながら、泥の底を掘り、シジミを探していく。結局、2.5〜3㍑ほどの量のシジミを採って、上がった。
その後、銚子川の上流に行く。岩井谷の出合を過ぎ、その先のお気に入りの場所へ。この場所は本当に好きな場所だ。流れる水は信じられないぐらい美しいし、泳ぎやすい淵、そしてアマゴがわりとたくさん泳いでいる。実家に帰ってきて時間があると、ふらっと訪れる場所。ウェットスーツを着たままだったので、泳いでいて全然寒くなかった。雨のせいで水は少しばかり増水していた。濁りはまったくなかったけど。深めの淵に潜り、浅瀬のアマゴを愛で、幸せな時を過ごす。
家からぼろくなったヤスを持ってきていたので、それを片手に潜る。淵の底の岩の下に大きいのがいたのだけど、逃がしてしまった。落ち口の上の岩の陰にじっと隠れているアマゴがいて、狙いを定めて撃つ。刺さって、そのまま押さえつける。ヤスで魚を突いたときは、押さえつけておかないと、身を引きちぎってでも逃げていく。無事回収。20㎝程の個体。ただ、ヤスの先が折れてしまった。網に入れて水に浸けておく。
夕方、家に戻ってくる。獲ったアマゴを早速焼いてもらい、イトーに食べてもらう。今晩も夕食は豪華。ほとんどが、地元の魚や、親戚の畑でとれたものばかり。こういうのが何よりもの贅沢だ。昨夜も食べたが、今回父の作った鮎の甘露煮は非常に美味しかった。素晴らしい。
夜は、オリンピックを見て盛り上がる。
そして、寝た。