晴れ!

銚子川上流

今日は、赤羽川に鮎しゃくり(鮎獲り)に行った。場所は、赤羽川上流の三戸川の道瀬谷の手前の場所。小学校四年生(小学校三年生だったかもしれない)のときに、父と投網で鮎を捕まえに来て以来、何度も訪れている場所だ。車を停めると、その辺の山林所有者のおじさんがやってきて、鮎を獲りに来たのか、わしも少し鮎がどうなっているか川の様子を見に来た、と話をする。昼前にウェットスーツを着て、川に入る。久々潜る淵に、懐かしさで一杯になった。無条件に心が癒される。鮎は非常に小さかった。数は割とたくさん残っている。でも、小さい。赤羽川の鮎はもともと小さい(10〜16㎝)のだけど、15日に大内山川の巨大鮎(18〜24㎝)を見た後では、余計に小さく見えた。まるで小さなイワシのよう。
さて、その小さい鮎をしゃくっていく。でもなかなか苦戦した。小さい鮎は遊泳力が弱いが、すばしっこさはあまり変わらず、的が小さい。一つの淵でしばらくしゃくっては、次の淵に移る。3時間ほどで、結局僕がしゃくった鮎は7匹だった。一匹足で踏んずけたのだけど、逃がしてしまった。二匹ほど針にかかるがすり抜ける。残念無念。でも、しゃくることが出来て、何とかプライドを保ったかな。イトーは0匹。流石に悔しかったらしい。でも初めは一匹もしゃくれないのが当たり前だ。その分、最初の一匹は感動したなぁ。親戚のおじさんは一潜りで一匹、多いときで二匹しゃくってくるから、あれはただ、ただ尊敬の一言。小さい時からやっていないと、そうそうできるもんじゃない。
よく知った場所だけに、潜っていて、あそこが少し変わった、あの場所は変わらないなぁ、と川の移ろいを感じることが出来た。モクズガニがわりとたくさんいたが、旬は10月以降だ。今食べても身が入っていなくて美味しくないらしい。捕まえたが逃がしておいた。
途中から、鮎を獲るのをやめて、テナガエビをヤスで突いた。鮎が全然獲れなかったイトーは、テナガエビはわりと簡単に取れるから急に元気になって、夢中になってやっていた。漁は獲れ始めると面白くてたまらなくなる。エビは夕方になるとたくさん出てくるのだけど、昼間は岩陰に隠れているから、石をひっくり返し、岩陰を覗き、探していく。水深3m弱のところにいたエビは器用に逃げ回り、捕まえるのに一苦労した。
夕方六時過ぎまで川に潜り、遊んでいた。家に帰ってきて、鮎をフライにし、エビを塩焼きにして食べた。今夜も地元産の食材が並ぶ。
夜、中学校時代に通った英語の塾の先生に会いに行った。僕はこの先生の大ファンで、帰省すると暇があれば、近況報告をしに遊びに行く。行くと大抵美味しい手作りのデザートが出てくる。今回は杏仁豆腐だった。美味しい。今やっている研究の話と、来年以降、どうするか、というようなことを話する。また遊びに行こう。
帰ってきて、流石に疲れ切っていて、寝た。

#写真は前日の銚子川上流