曇り時々雨、一時晴れ

銚子川の清冽な水

学会の発表が近づいているので、今夜東京に戻ることにした。そういうことで昼前に駅に切符を買いに行った。
帰りに、ヨーグルトとプリンを買いにスーパーに行く。そこで8年ぶりに会った人がいた。あれっと思ったが、向こうもこちらに気がつき、一秒ほど考えた後、あれ?もしかして青州君??、と気がついてくれた。少しだけ話をする。元気にしてるの??と訊くと、見ての通り無茶苦茶元気やで、そう言っていた。相変わらずきれいな人だ。
家に戻ってきて、イトーと銚子川に行った。ヤスを忘れたので尾鷲まで行ったが、結局釣具屋でタモを買った。僕はホームセンターでフィンを買う。先日遊んだ場所より少し下流に遊びに行く。鮎がたくさんいた。水は透き通る。いろんな魚が、棲んでいる。本当に美しい川だ。地元に住んでいて、この川で遊ばないのは勿体なさ過ぎる。田舎の豊かさ、誇れる自然。自分はつくづくいい場所で生まれ育ったのだなぁと、こうした美しい場所に触れるたびに感じる。そして、この自然を残していきたいと、より強く感じていく。
赤羽川の鮎は小さかったが、銚子川の鮎はそれなりの大きさがあった。淵に潜り、時折日が差しきらめく水面を眺めた。きれいな川だ。何度も来ているけど、その度に心が癒される。銚子川の上流は、魚飛峡のある支流と、もう一つの支流に分かれるが、行くなら断然もう一つの支流がお勧めだ。魚飛峡の上流にはダムがあるが、もう片方は人家すらなく、水が透き通る。地道に入る直前にも遊ぶのにいいアクセスのいい河原がある。その先は、道が少しだけ悪くなるので、普通の乗用車は汚れるのであまり入らない方がいいけど。もし三重県のあの辺を訪れる人がいるなら、是非立ち寄って、そこの自然を体感して欲しい。
泳いで遊んで、ポテチを食べる。今日はウェットスーツは着ていないけど、全然寒くなかった。最後に少し下流の深い淵に行った。川にしてはなかなか深い。水深は5mほど。底には時折鮎の群れがやってきては徘徊し、また流れのある方へと去っていく。フィンは付けていなかったのだけど、潜って底の石を掴んできた。深いところに来ると、とりあえずやってみる遊び、儀式。その後、岩を登って、そこからその淵に何度も飛び込んで遊んだ。泳ぎ回り、そして車に戻ってくる。
時刻は四時半。夕方六時半過ぎの汽車に乗るから、少し焦る。家に戻ってきて、片付け、そして帰る準備をして、飯を食べ、駅に行く。
あっという間に過ぎた帰省。四日半いて、四日間は川で泳いでいた。
汽車に乗り、疲れていたのでひたすら寝ていた。名古屋で新幹線に乗り換え、東京へ。夜11時を過ぎて、家に帰ってきた。
するべきことがあるのだけど、眠くてとりあえず寝た。目覚ましをたくさんかけて寝た。
そんな一日だった。