北海道着

苫小牧港入港

朝六時に起きて、早速風呂に入りに行く。二等部屋は冷房が効いていて少し寒かった。いい天気で風呂からの大洋の眺めがいい。
本を読み、飽きてくるとカップラーメンを食べる。カップ麺を啜っていると給湯室どこにあるのですか?とおばさんに訊かれて、そこまで案内する。ラウンジでは、おそらく同じ学会に出る人々が発表練習なんかをしていた。先生と思しき人一名と、学生が四名ほど。眼は真剣だ。
昼を過ぎて苫小牧に入港。清清しい天気だった。
今日はいわのりの運転で行く。本人は以前、親の言いつけを守り、絶対に他人を横に乗せず、私の運転に乗りたいなら覚悟してください、と言っていたのだけど、今回運転に乗ってみて、わりと上手で感心した。乗っている人に優しい系の運転。池田さんの運転は少し急ブレーキ、急発進が多くて下手糞だった。
道の駅に寄りつつ、進む。タコトンビ(タコの口の付近)を食べ、ドライブインの巨大な熊のオブジェを眺め、事故した車を二台無造作に積み上げて走る車に感心し、池田木ぶどう液の看板に湧き、ひたすら運転していく。今回パソコン二台にプリンターも持ってきていたので,車の中で名刺を印刷する。帯広から僕の運転。日の暮れる道を走っていく。池田さんの調査のため、釧路は通過し、さらに約130km先の根室まで行く。調査できるところを探していたが、明治公園という良さげな場所がありそこでキャンプ&調査。かなり遅くなった夕食はスパゲティーだった。池田さんは車に寝て、僕といわのりは東屋の下にそれぞれテントを張って寝た。
夜空は澄み切っていて美しい。遠くからほのかに潮の香りが漂っていた。
明日から学会。頑張ろう