生態学会三日目

昨夜カエル研究者の人々とどこかに泊まってきたいわのりが迎えに来いというので迎えにいく。午前中は河川の空間スケールと食物網を考える自由集会の話を聞く。内容は面白かった。
昼からはポスター発表を聞く。お目当ての発表を一つ一つ聞いていく。聞いて面白いものもあれば,つまらないものもある。まずは川関係のものを聞いて回った。
人里に出てくるニホンザルの研究をしている霊長研の山田さんの発表も聞き,いろいろ質問していたら「何をやっている人ですか?」と聞かれ,水生昆虫です,と答えたら拍子抜けしていた。いや〜,後輩が同じような研究をしていて,という話をしていると,「え,その人ってジャガイモみたいな人ですか?」と聞かれ,すげーなこの人,ゆっきー(研究室後輩)をジャガイモみたいと言えるなんてと思いつつ,ああ,まあそんな感じですかねぇ,と答えたのだけど,後で別の人を指していたことがわかり,じゃがいもという形容で納得した僕が一番の悪者になってしまった。
聞いて周っていると,この人どこかで見た顔だなぁと考えこんでしまう人がいた。そんなに前ではないはずだ。彼のポスターの前で考えていると,はっと気が付く。そう言えば,6/21の面接で同じ組にいて,と6/22にも偶然ばったり会って話をした人だった。ポスターの発表を聞くがいまいちよくわからない内容。いや,やりたいことはわかるのだけど,少々の説明不足。向こうはこちらには気付いていないようだった。

夕方,一柳さんといわのりと三人で,再び和商市場に行き,飯を食べて,お土産を買った。生態学会は明日もあるが,実質は今日でほぼ終わり。戻ってきて,池田さん,いわのりと三人で網走を目指す。途中,塘路湖の近くの展望台に寄る。夕暮れの塘路湖の蚊柱は竜巻のようだった。十分ほど歩いた先の展望台からは塘路湖釧路湿原が見渡せる。月明かりが美しい。すっかり暗くなった道をヘッドランプで照らしながら戻る。
網走に向かう途中,屈斜路湖の近くの川湯の国民宿舎で温泉に入る。硫黄の匂いが漂い,ポカポカと暖まった。その後は網走の手前の浜小清水の道の駅の横のキャンプ場に行き,テントを張って,三人で鮭トバをバーナーで焼いてちびりちびりと食べた後,寝た。