太平洋戦争開戦の日

今日は、太平洋戦争の開戦日だ。1941年12月8日午前3時19分(現地時間7日午前7時49分)、日本軍がハワイ・オアフ島真珠湾アメリカ軍基地を奇襲攻撃し、大東亜戦争対米英戦(太平洋戦争)が勃発した。ついでにジョン・レノンが1980年に射殺された日でもある。
今は亡き祖父は、昔海軍にいて、小さい頃よく戦争経験を話してくれた。乗っていた戦艦が撃沈され、洋上を数時間漂い、その間、サメに食われる者もいれば、戦闘機からの機銃掃射を受けた者もいた。救助に来た二隻の船に助けられたが、自分が乗った方とは違う艦が、再び沈められた・・・・そんな九死に一生を得た話から、新兵の時のシゴキ、戦地での生活まで、具体的にいつどこで、というのは覚えていないけど、いろいろ聞いて面白かったのは覚えている。そんな話の最後に、祖父はいつも言っていた。
「戦争を繰り返してはいけない」
平和な時代に生きているな、そう思う。でも少し不穏な空気も感じるこの頃。戦争はいやだな。自分が死ぬのがいやという訳ではない。命を投げ打つべき何かもあるだろうさ。その時はどうぞこの命持っていって下さい。でも、暴力の応酬は、人々の憎しみと悲しみを増すばかり。その呻きが耐え難い。それ以上に己の命の危険はない権力欲な権力者に、命令されて動くなんてまっぴら。悔しいだけじゃん。ね。でも、現実に今も暴力の応酬は世界の多くの場所で起きていて、そうせざる得ない状況を、もっと直視したい。そして今の何気ない生活の中に、それを助長させている要素は何だろうかと考える。
平和ボケした日本から、出来る何かとは。
今日は、終戦記念日と同じく、平和を祈る日だ。夜、黙祷する。黙祷しながら、今の日本の外交の不甲斐なさをずっと考えていた。