いよいよ明日

修論図:わかりやすかった図

修論発表とあって、大丈夫だと思いつつ、気持ちが少しだけ焦っている。昼過ぎに、修論プレゼンver0.5.3が完成し、その後は発表内容を考えていく。二時半過ぎに加賀谷先生がやってきて、三時から加賀谷先生、池田さんに見てもらう。発表時間は12分10秒。大分良くなったらしい。初めて今回の発表を聞く池田さんにも、ちゃんと通じたよう。でも、この図がわかりにくい、ここを変えないか、まとめの文言を少し変更、云々いろいろ。まだ時間はあるし、大丈夫、そう思いながら指摘された部分をメモっていく。が、考察の部分で、ガラっと変えたほうがいい、とのこと。何かというと、研究の最初の、メカニズムを述べる場面で使ったイラストが非常にわかりやすかったので、それを考察でも使え、とのこと。この考察の部分には相当時間をかけ、手直しし、また直してはアニメーションを設定し直し・・・・としていたから、直すのは相当消耗。前者のイラストが出来た方が遅かったとはいえ、昨日見せたときには、一言も言っていなかったので、「そんなことは早く言ってくれ!」と思わず言ってしまった。あー、どうしよう、頭が痛い。確かにその方が流れはつかみやすい気がした。凝り性というか、自分の性格から考えて、急に直したくなる。でも、これを直すのに、またいろいろ配置をデザインし直し、美しいものにするには、ちょっと時間がかかり過ぎる。他には、研究の背景の部分で、種数の増加が落葉の分解速度が変化する、という解説イラストで、前日は、アニメーションが多くて、うざいからこうすれば、アニメーションなしでわかるし、と言っていた部分があって、非常に不満を感じながらも、アニメーションを消し、そういう風に直していたら、今度はわかりにくいとか。苛っときて、もう自分の好きなようにやる、そう誓った。
とりあえず、いろいろ指摘のあった部分を直していく。これも思ったよりも時間がかかった。そして、発表原稿も直す。こちらはほとんど変わらなかったけど。さっき指摘のあった部分を殺気を発しながら考えていたのだけど、よくよく考え直すと、実験の結果の流れと、考察をきちんと書くには、その形はよくないということに自分の中でなった。いいや、ここは多分変更すると逆にごちゃごちゃしてわかりにくいさ。ただ、珍しく「この図はわかりやすい」と言っていた図は、やっぱりなかなか優秀で、まとめの部分で採用することにした。
夜九時を過ぎて、ざっと直した部分を見てもらう。大分良くなった。
一旦家に帰り、シャワーを浴び、スーツを持って家を出て、スーパーで弁当を買おうとしたが売り切れで、仕方なく、残っていたマス寿司とタコの刺身とポテトサラダを買ってきて、研究室で食べる。時刻は夜の十一時過ぎ。そう言えば、今日は朝から何も食べていなかった。いいアドヴァイスに、何を苛ついていたのだろう、そう考え始める。確かに加賀谷先生の指摘は、直前になることもあって、あのなー、と思うことも時々あるのだけど、それを引き起こしているのは、自分の準備の遅さ、というか、いろいろ凝り過ぎて、準備が遅くなる、というか、そうしたもの。そうだ、きっと今日は飯を食べていなかったこともあって、苛つきが激しかったのかもしれない、そうに違いない。飯を食べながら、そんなことを考え、そうだと自己催眠をかけていると、急に元気になった。明日の朝11時前には発表だ。試しに練習を始めると、ちょっと詰ったり、間を空け過ぎると、12分を余裕でオーバー、一度はひどくて14分半もかかる。これはやばい、と発表原稿を直し始める。もう随分働かなくなった頭で削れる部分を削っていく。そして、それにあわせて、パワーポイントの方も改良。が、飯を食べて腹が満たされたおかげで睡魔に襲われ、気がつくと寝ていた。二時半ごろ目が覚め、折りたたみベッドを出してきて、倒れるようにして寝た。