部屋の片付けは続く・・・・・

ボロボロのサドル

昨晩ついついたくさん飲んでしまったので、二日酔いで昼前まで動けず。昼を過ぎてようやく動き始める。心の中は焦りつつ、片付けに従事。学校に荷物を持って行き、日記を書き、また舞い戻る。片付け片付け。2〜3日前は取っておいたものも、どんどん捨てていく。でも、思い出の品々はやっぱり惜しくて、でも取っておいても仕方がないので、写真に残し捨てることにした。
それは、日本列島縦断自転車旅行を始め、一番自転車に乗っていたときに、愛用のMTBに付いていたボロボロのサドルだった。
それは、小学校のときの学研の「科学」の付録で、僕が小学校2年のときに、姉の付録だった顕微鏡をいつの間にかもらっていたものだった。
それは、愛用していた折り畳み傘が壊れた後、名残惜しくて取っておいた傘のストラップだった。
それは、中学校から大学4年まで使い続けたが壊れてしまったスタンドの破片だった。
それは、一昨年前に弟に広場でバイクを運転させたら、こけて曲げてしまったブレーキレバーだった。
それは、中一のときにスポーツショップの景品としてもらい、使いやすくてずっと使っていたけど壊れて、でも持ち続けていたシャーペンだった。
部屋の中には、枯れてしまった観葉植物がいくつか。サボテンも枯れていた。その干乾びた植物の放つ不思議な存在感。日が差し込む渓流の淵の底に静かに佇む流木、落葉にも感じる静けさ。
ゆっくりと片付けは進んでいった。