調査初日

雪積もる小沢

夜半に目が覚めると、雪が降っていた。朝6時ごろ起きて、着替える。車の中で寝たのだけど、運転席と助手席両方使って、マットも敷いて寝れば、割と快眠できた。車の横の雪には足跡一つ。山奥の集落奥で、三重ナンバーの不審な車がいる、そう思って覗きにきたのだろう。べったりとした雪が降る中、先日仕掛けた温度計を回収、温度を記録、ついでにpHと電気伝導度を測る。
車を移動して案下川へ。ここも雪だらけ。戻って高尾のグリーンパーク横の沢とうかい鳥山の奥の沢へ。道が結構渋滞していて時間がかかった。雪が降っているから車はいつも以上にゆっくり。
秋川流域に向かう。途中のコンビニで買い物。まず養沢川上流。林道に入る手前から四駆にした。トレースのない雪道を車で行くというのは、何だか冒険心をちょっと擽られる。
北秋川流域は雪だらけだった。車は本当にゆっくり運転している。道路にはスリップしたような跡がいくつも残っている。月夜見沢の林道は、雪が積もっているせいか、前よりスリップしなかった。途中の場所に車を停め、そこからは歩いていく。ヒャマゴ沢では、入り口のところの犬が雪が寒いのか、いつもは近寄ってくるのに、軒先から動かずにワン、ワン、と吠えている。大きく戻って千足沢の上と下の温度計を回収。ヤマメは今日は見られなかった。
南秋川に行く。小坂志川の林道はゲートが閉まっていたが、開けて奥に進む。矢沢林道は、今日は入っている人があまりいなかった。ここの林道は雪が積もっていると結構怖い。慎重に運転する。軍刀利沢と、矢沢の本流、そして熊倉沢で無事回収。次に笛吹集落の奥の沢。そして数馬のキャンプ場横の沢とまわり、最後にハチザス沢。雪のため奥多摩周遊道路は閉鎖されていて、道路も手前で通行止め。ちょっとの距離を歩いて回収に行く。
大きく戻って、刈寄川の下流、上流地点を回収。平井川を周って、その後大移動し、平溝川までこなすともう真っ暗になった。
東京で野暮用があって、予定外に一旦大学に戻ることになる。大学に戻ると、あれ?今日は調査だよな、戻ってきたのか、という加賀谷先生。いや、赫々云々の理由により、とはぐらかす。戻って30分経たないうちに出発。忘れ物には気をつけよう。
奥多摩の近くの大丹波川の上流まで向かう。途中、カップラーメンと弁当を買った。最近、ドラフトワンのすっきり感にちょっとハマり気味。この日も350ml缶を一本買って、寝る前に今日一日頑張った自分に乾杯。
車の中で寝た。