今回の計画

大峰山脈は昔から憧れがある。小さいころ家族で紀伊半島の中を旅するとき、ぼんやりと大峰の話を聞き、連なる峰々に畏敬の念を抱き、山をやる伯父さんに大峰の話を聞いては心をときめかせていた。しかし、実際山の上には行ったことがなかった。大学に入り、登山を本格的に始める中で、そのうち大峰山には行こうと考えていた。大学一年の時に、大峰奥駈の番組を見て以来ますます憧れは強くなっていた。大学二年の秋に行きたかったのだけど、いろいろあって行けず、大学三年生の正月に一人で行こうと考えたが、雪が多く、初見・単独・デポなしは自殺行為だと伯父さんから忠告を受け、行こうと思いながら行けずにいた。
今年、学生がいよいよ終わりということで、卒業旅行をどうしようかと考えていたのだけど、大峰山に行かずに学生を終えるのは無理な気がした。ワンゲルの現役時代に比べて体力は落ち、少々の不安はあった。修論が一段落してから、トレーニングをして、準備を進めた。二週間前に行こうとしたが、捻挫で延期。今回、ようやく挑戦。
大峰奥駈とは、奈良県吉野、または洞川から、山上ヶ岳〜大普賢〜行者還〜弥山〜八経ヶ岳釈迦ヶ岳〜涅槃〜笠捨〜玉置山と縦走し、和歌山県本宮に到る修験道のことをいう。役小角が開山し、その歴史1350年という歴史あるところ。昨年七月には世界遺産に登録された。本当は吉野から行きたかったのだけど、時間の都合上、洞川温泉を出発地とした。
◇行動計画
3/11 近鉄下市口駅=(バス)=洞川温泉
3/12 〜大峰大橋(清浄大橋)〜洞辻茶屋〜山上ヶ岳〜小笹宿
3/13 〜大普賢岳〜国見岳〜七曜岳〜行者還岳〜行者還小屋
3/14 〜弥山
3/15 〜八経ヶ岳〜1623m〜楊子ヶ宿跡
3/16 〜仏生ヶ岳〜釈迦ヶ岳〜太古の辻〜涅槃岳〜持経ノ宿
3/17 〜平治ノ宿〜行仙岳〜笠捨山〜槍ヶ岳
3/18 〜地蔵岳〜玉置山
3/19 〜大森山〜七越峰〜備前崎〜熊野本宮大社
3/20 行動用予備日
3/21 行動用予備日
3/22 下山用予備日

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