休日

ベルツノガエルのぬいぐるみbyいわのり

朝七時に目が覚めたが、畳の上で身一つで寝ていたので、昨日に引き続き寝起きは最悪。流石に辛くて、布団に入り直して寝直した。十時過ぎまで熟睡。やっぱり布団はいいものだ。
昼過ぎに家を出る。バイクを駆って研究室へ。久々、少々スピードを出してみた。爽快感。少しの距離で満足。以後、穏やかに運転。家の近くに野火止用水が流れているのだけど、その用水沿いには緑道がついていて、そのうち歩きたいなと思った。
研究室に着き、ごく一部データの整理をした。昨日カエルの研究をしている研究室の後輩に、カエルの財布をお土産に買っていったのだけど、今日それを見て「かぁいい」と言っていた。368円がなせる業。そうそう、一緒のところにレトロなラムネの小さなキーホルダーが売っていたのだけど、それはそのうちラムネ好きに渡す予定。カエル好きの後輩は、最近自分で作った大きなカエルのぬいぐるみを嬉しそうに見せてくれた。机で寝るとき、枕にすると良いのだとか。
川上さん、イケダさん、マツナガさん、フクザワさん、僕の五人で巣鴨千石自慢ラーメンに行った。前から行こう行こうと思いつつ、行く機会を逃していたラーメン屋さんだ。骨太ラーメンを食べる。こってりしているが、スープ自体は意外と素直で美味しい。大満足。白山ラーメンに見た目は似ているけど、スープはこちらの方があっさりしている。なかなか。帰りにオリンピックに寄り、明日からの介護研修に使う、汚れてもいい動きやすい服、握力を鍛える道具、これがなんと40kgのもの。普通売っているのはせいぜい25kgぐらいが多いから、握り甲斐がある。流石に15回ほど握ると、結構な疲労感。他にはハンモック。3年ぐらい前から欲しかったんだ。網だけの非常にシンプルなものは持っていたのだけど、横木が入ったものを買うのは初めて。家の近くの木立の間にハンモックを吊るして過ごす上質な週末というのはどうだろうか。
研究室に戻ってくると、加賀谷先生が来ていた。話をする。15年前にはいなかったあるトビケラ(川虫の一種)が、この前行ったらたくさんいた。その代わりに、元々そこにいた種は少なくなっていた。増えてきた種は下流域にたくさんいるのだけど、温暖化の影響で川の水温が少し変化したため、従来いた種がより上流に追いやられているのではだろうか?なんて本気で考えてしまったよ、なんて会話をしていた。他には登山の話。
夕方、帰る前に、研究室で少しだけお茶する。いろいろお菓子があったのだけど、その中にチーズがあってお皿に出してあり、食べようとするとみんなの様子が変だ。元のパッケージを見つけて見てみると、「ごん太の角切りチーズ」と書かれていた。危ない食べるところだった。その直後にやってきた先輩は、美味そうだな、といってパクパク食べる。でも食べた後で犬用と気がつき、少々傷付いていた気がする・・・
帰り道は雨が降り、憂鬱。バイクに乗っているとびしょ濡れになった。寒い。でも、一旦濡れてしまえば、雨に打たれるというシンプルな爽快感。体が冷え切るまでは、楽しさすら感じていた。家に近づくに連れ、雨上がり、所により強い草の香り。草というか、田んぼの香り。夏がやってきたことを告げる匂い。嫌いじゃない。
家に戻ってくると、家の鍵がない。しばらく探して、見つけたときは安堵そのものだった。スーパーで食材を買って、料理。ささやかな幸せというか。
割とのんびり過ごした週末が終わった。