研修第三週介護実地体験初日

今日から介護実地体験が金曜日まで続く。派遣される先は僕は東京西部の某救護施設。家からの交通の便が思いの他不便で、八時半前に行くために、朝6:20には家を出た。昨晩寝たのが2:00頃。それが寝過ごすのが怖くて4:30には起きてしまったから、眠くて仕方がない。電車に揺られながら、欠伸を連発していた。
同じ施設に派遣される他の二名も合流。施設に向かう。都心から離れて、緑は割とある場所かもしれない。警備員のおじさんが、研修ですか、そうですか、まだ人が来ていないのだけど中に入って待っていて下さい、と親切。警備室でジャージに着替え、待つ。
最初に事務所の簡単な掃除をした。その後、職員の連絡、そして体操。この施設は、知的・精神的・身体的障害を持った方々のための施設だ。もちろん歩くのに不自由な人もいるのだけど、みんな割と元気そうで、年をとった方が多いのだけど、ただ、どこか幼いというか。ちょっと違うのではあるのだけど「アキラ」に出てくる幼稚園の構成メンバーの描写に、どこか通じるものがあった。
その後、オリエンテーション。いろいろ説明を受ける。施設長が出て行ったあと、今回の研修の面倒を見てくれる主任の方から、今の介護施設の持つ現実、矛盾点を聞かされる。この方は結構まともな方だと思う。昔は地方公務員をしていたが、転職してきて今の所にいるとか。組織の持つ惰性をなんとか変えようというか。実際に働いている「介護のプロ」の職員の、プロとしての自覚を持っているのかと考えてしまうような態度もよく見ていってください、これが現実なんです、と話をくくってもらう。
次に食事の配膳を手伝う。自己紹介したが、参加面子の一人のU君が非常に気に入られていた。しかし、どうしてこう施設の利用者は、若い男を口説きたがるのだろう??食後、様々な薬を飲むが、この時の薬剤師さんの薬の渡し方は最悪だった。
昼からは、食堂の掃除の後、施設の見学、車椅子の練習。そこで見える、様々な方々。蟻をつぶすことに専念している方、石垣の汚れをひたすら取り続ける方、呟き続ける方、やたらフレンドリーな方・・・
時間が余ったので、明日入る予定だった寮に入り様子を見る。三つあるうちの僕の行った寮は割と問題のないところ。暇だった。職員さんの井戸端会議を聞くが、そのやる気のなさに唖然とする。五時半を過ぎて解散。
八王子の駅の近くのわたみん家という居酒屋で、三人で 飲む。チェーン店だけど、結構安くて美味しい店。面子の一人が、店員さんから電話番号を聞き、ついでにつけていたピアスを一つ貰っていた。凄過ぎ。僕には無理だ。
夜、フラフラになりつつ、帰ってくる。疲れていて、熟睡した。