研修第三週介護実地体験二日目

朝5時に起きる。今日はバイクで行った。適当に走って、小金井街道に合流、東八、甲州街道と走り、折れ曲がってしばらく走り、救護施設へ。朝から利用者の方々と話をする。「お兄さん、バイクで来たの?すっごいねぇ」と褒めてくれる利用者の方も。警備員さんとも話をしていたら時間はすぐに過ぎてしまった。警備員さんの「利用者の方々は本当に素直な人が多いですよ」という言葉が印象的だった。警備員という職の性質上、一般には話し掛けたりはしないものらしいのだけど、この方は利用者とじゃんけんをし、話し相手になり、声をかけ、また利用者の方も本当に嬉しそう。
事務所の掃除の後、朝礼、ラジオ体操。午前中は交通安全講習会があって、警察署の方が来て、ビデオを見せたり、実際に道路に出て説明したり。終わって昼食の配膳等を手伝う。
昼の休憩時間は、近くにある某美容芸術短期大学の学食に三人で出かける。「美容」「芸術」「短期」なんて、如何にも女性が集まりそうな単語が三つもくっついている大学には、どんな人々がいるのかと、ちょっぴりドキドキしがなら行く。校舎に入る前から、明らかに場違いな三人であることに気が付く。エレベーターを降りたときに前にいた人なんて、変な人がいる、なんて言っていたし。食堂も、2〜3人の男を除いて、女性だらけ。華やかというより、煌びやかというか、ちょっとケバいというか・・・(以下略) こういう世界もあったんだ、と思いつつ、A定食450円を食べる。まあまあ美味しかった。
午後からは、食堂の片付けをした後、サービス検討会なるものに参加させてもらう。もっとも施設の守秘義務から、こういう会は研修生一般は参加させないらしいのだけど、参加を許可していただいた。そんなに大した内容のことは言っていない会だったのだけど、それなりに利用者の方の個人情報が流れる。話を聞きながら、福祉のことよりも、組織という物をずっと考えていた。
その後は、三つある寮に三人が分かれて、それぞれの場所で仕事につく。と言っても、実際には利用者とのコミュニケーションが主だった。僕は散歩につきあう。散歩に行きたいといった四名と一緒に出かける。知的、精神的、身体的障害者がいる施設とあって、皆さんほんとに様々。そこに面白さがあるというか、難しさがあるというか。散歩もスタスタと歩いていってしまう方と、歩き方が少しユニークで、ゆっくりしか歩けない方がいて、両方に気を使った。みんな話し好き。やっぱりどこかに独占したいという気持ちがあるのだなと感じた。
夕方、3人+主任のHさんと話続ける。施設で気がついた点、職員の気になる点、利用者とのコミュニケーション、他、まったく別の雑談まで。二時間ほど話をして、帰る。
帰り道は途中から雨が降る。寒い。家では焼そばを作って食べて大満足。朝早いので早々と寝た。