休日

下町の七夕

昼前に都心に行き、移動。浅草に行く。昨日、今日とほおずき市浅草寺で開かれている。昨年来てみてよかったので、今年も写真を撮りにやって来た。その前にまず腹ごしらえと、駒形どぜうに行く。ドジョウ料理の店。店先にたくさんの人。40分ほど待って、一階の広い座敷に座る。頼んだのはどぜう鍋と柳川。どちらも美味しかった。どぜう汁もなかなか美味しい。大満足。過去何回かドジョウを食べてはいるが、こんなに美味しいと思ったのは初めてだ。ちょっと高かったけど行ってみる価値はある。
さて、浅草寺に向かう。たくさんの人。昨日天気が良くなかった分、天気のいい今日は人が溢れているよう。雷門を過ぎ、仲見世通りを歩く。やたらと暑かった。
浅草寺の境内に入るとほおずき市の屋台が並ぶ。その数450店舗とか。本当かな?おみくじをひくと末吉が出た。凶だった先月よりはマシだけど、内容を読むと散々なものだった。でも最悪期は脱したということか?何を暗示しているのかはわからないけど。
店先の人々を撮影していく。おじさんを撮っていると売りつけられそうになる。お姉さまを撮ると照れてしまってファインダーが定まらないし、なかなか撮るのが難しい。人も多く、日差しも強く、暑くてバテ気味。でもこの賑わいは嫌いじゃない。
帰りに風鈴と手ぬぐいを買った。揚げ饅頭を食べたが美味しかった。
どこに行くでもなくフラフラと歩いていたが、河童橋の道具街の方に歩いていくと、下町の七夕という祭が開かれていた。何ていうのだろう、この煌びやかさと素朴さと。専門の業者がやっているのではなく、そこの町の人々がやっている手作りの祭。子供が一丁前に焼き鳥を売っている。自治会だろうか?そのメンバーが太鼓を叩き、別のところではおばさんたちが軽やかなメロディーと共に踊っていた。人だかりを見ると、そこではジャグリングをしていて、振り返ると、子供たちと大人が混ざってベーゴマの対戦をしていた。「ライオンマン(??)」の紙芝居の簡易劇場が道の一角に設置され、米菓子を作る古い機械に人だかりができ、70年代の古いアイドルの音楽が鳴り、店先につながれた犬をみんなが撫で、お爺さんが針金で作った飛行機やらゴム鉄砲を小さい子に見せ、使い方を教えてた。焼きそばを売る店は何軒も合って、ビールもたくさん売っていた。子供がその辺をはしゃいで歩き回り、道路に並べられたテーブル、椅子でわいわいと、のんびりと、それぞれに過ごしている人々がいた。この居心地のよさは何だろう??
もっと地味で小規模だけど、実家の方でも以前は年に一度、夜店というものをしていた。うちは、みたらし団子をよく売っていた。水風船のヨーヨーも売ったりしていたし、カブトムシを売ったこともあったっけ。手作りの出店の面白さ。楽しかった。それと重なるものがあった。活気が非常にあるのだけど、垢抜けてない、手作りな、その居心地の良さ。そりゃ、見るものはないのだけど、ほおずき市よりもずっと下町の情緒があった。そう、飾らない活気を感じる事ができた。面白かった。
上野のUNIQLOに行って、シャツを買ってから、帰ってくる。QBハウスで髪を切った。
家に帰り着くと、少し頭が痛くて、これはやばいと思い、豚肉とホウレンソウとニラを買ってきて、鰹節と一緒に煮込み、味ポンで食べる。美味しい。黒糖梅酒をお湯で割って飲む。不思議と頭痛が消えた。
休日が終わった。