金曜日

朝からいそいそと仕事をする。八時半になり英語の授業。が、教師は来なかった。忘れていたらしい。久々味わう大学の講義の時の講義者が来ない感覚。他の人はのんびりとしていたが、仕事があるので九時に見切りをつけて職場に戻る。後で同期の一人に、今回教師が来なかったことは口裏を合わせてなかったことにしようと、もうみなのコンセンサスが取れているから宜しく、と言われたが、そんなこと一言も聞いていないぞ、と思った。お金貰ってやっていることなのだし、その辺のけじめはあると思う。そりゃ授業が終わった後で仲良くするのはいいのだけど、その辺をうやむやにしたくない性格ゆえ、何故そこで甘くするのか疑問だ。それで今後どうやって不利益処分とか下していくつもりなのか・・・俺だったら信用ならないな。まあいいや、まあそういう性格ということにしておこう。
昨日夜に意見照会が来て、今日の11:30までという某H室の担当している分野の報告書案に意見を出す。これが長引いた。詳しく書くのは面倒なのだけど、にしてもひどかった。具体的には書けないのだけど、こちらとして既に検討会で検討した事項があって、その結果、やはりデータもまだ不備が多く、却下したものがあったのだけど、昨日の某H室の検討会の後の修正で、まったく委員からも指摘されていないものを出してきて、それが、こちらが却下したものだったのだ。話につじつまが合わなくなるからその部分は削除してくれとお願いすると、そちらのデータは過去に使ってきたが、今後はこちらで独自に調査できる目途が立っているから大丈夫だという。おかしいなと思って、詰めて聞いていくと、なんだ、まだ正式にこちらに話も来ていないこちらの今後取れるかもしれないデータを、使うのだと判明する。そりゃ、提供したいのは山々だけど、まだトラブル続きで衛星すら打ちあがっていないし、どんなに順調に行っても早くて来年の夏以降。そこから実際に使えるものか研究が始まり、実際に使えるのはいつになるのか目途がまったく立っていない。それだけでも不審なのだけど、そういう話があると聞いて何も了解を得ないまま「こちらで独自にデータが準備できるため」なんて回答してきたのを見て、あきれ果ててしまった。その旨指摘すると今度はまったく違う話を持ってきて反論を始めるが、それも詰めて聞いていくと、まだ始まっていないものじゃん。結局最後は上の人同士で話に決着をつけてもらった。まあいろいろあったが、意見を出しておいて良かったと思う。そして、より良い方向に進んでいければとつくづく思った。
大きな夢を打ち立てることは大事だと思う。そして、率先して何かを提示することは非常に重要なことで、それを失っては自分のいる省の輝きは失われると思う。でも、大して調べもせずに適当に話を見繕ってはったりを噛ますのはちょっと流石に話が違うと思った。そんなことをしていたら、いつそっぽを向かれることやら。いい勉強になったと思う。人の振り見て我が身を正そう。今後に活かそうと思う。
他の省とのやり取りもしていたが、一段落した。ほ。
終電で家に帰ってきた。よく働いた。コンビニでビールを一本買う。調査の後は「一番搾り」が定番だったから、今日はちょっと贅沢をして「一番搾り」を買う。一本飲んだだけですっかり酔っ払ってしまい、久々の布団に包まってグーグー寝た。